2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。
時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態をのぞく機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

■36歳・年収550万円会社員女性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は神奈川県に住む36歳女性の資産運用エピソードを見ていきます。

▼金融資産年収:550万円
現預金:約800万円、リスク資産:950万円

▼リスク資産の内訳・投資信託:600万円
・米国株(ETF含む):250万円
・純金積立:100万円

▼積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/NISA:2019年から
・楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)/NISA:2018年から
・純金積立:2019年から現在は保有のみ
・先進国株式インデックスファンド/iDeCo:2020年から

2018年から積立投資を続けてきて、2025年で8年目だという今回の投稿者。

投資額は一定ではないようですが、直近ではオール・カントリーに「月2万円」、楽天VTIに「月1万円」、純金積立に「月5000円」、先進国株式インデックスファンドに「月2万~3万円」。

投稿のあった2025年5月時点の運用実績についてはオール・カントリーが「元本130万円→運用益込200万円」、楽天VTIが「元本60万円→運用益込100万円」、純金積立が「元本30万円→運用益込42万円」、先進国株式インデックスファンドが「元本110万円→運用益込160万円」と、積み重ねで着実に利益を生み出している様子です。

「オルカンはコロナショックで一時含み損だったが、その後急回復。2022年から2023年にかけて米国市場の回復で+20%超に。iDeCoも比較的安定しており、年平均5~7%で増加」していると説明されています。

■36歳・年収550万円会社員女性の思う積立投資のメリット
積立投資を始めてよかった点として、「毎月定額を投資に回す習慣がつき、現在は現金と投資含めて資産が1800万円ほどになった。経済の動きにも敏感になり、将来への備えができた安心感がある」とコメント。


一方で、「コロナで評価額が下がったときは焦ってやめたくなった」そうですが、「夫の『長期で見よう』という一言で継続できた」とあります。

引き出す時期については、「将来、子どもの大学進学や住宅ローンの繰上げ返済を検討するタイミングで一部引き出す予定」とのこと。

積立投資を始める人へのアドバイスとして「まずは少額でもいいので始めることが大事。積み立ては習慣化が命」と語られていました。

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※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
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