金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。


現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住72歳男性のケースをご紹介します。

■回答者プロフィール
回答者本人:72歳男性
同居家族構成:本人のみ
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:650万円
現在の預貯金:1800万円、リスク資産:不明
これまでの年金加入期間:国民年金40カ月、厚生年金440カ月、企業年金35年 

■現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万9000円
老齢厚生年金(厚生年金):15万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):不明

■「年金は満足とも不満足とも言えない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。

その理由として「1人暮らしをする上では十分な年金額だと感じていますが、医療費や介護費が増えた場合に備え、もう少し余裕がほしい。今後の経済状況によっては厳しくなる可能性も考慮し、満足とも不満足とも言えないのが正直なところです」と語っています。

ひと月の支出は約「20万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。

■「外出時は水筒を持参して節約」
現在は仕事をしていないそうですが、「趣味で投資信託を少々行っており、年間で10万円程度」の利益が出ているとのこと。

年金生活においては「スーパーの特売日を狙い、旬の野菜や割引品を買う。エアコンの設定温度を見直し、使わない部屋の照明はこまめに消す。不要なサブスクリプションサービスは解約し、外出時は水筒を持参」するなど節約を意識しているとあります。

■「今は心ゆくまで自分の時間を満喫」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「もっと資産形成について真剣に学ぶべきだった。
NISA制度を活用し、分散投資をしていれば、今の老後資金にもっとゆとりが持てたはずです」と後悔を口にします。

今後の生活については「物価が上がり続ければ、生活が厳しくなる。医療費や介護費用がどれくらいかかるのか予想できない点も心配です。万が一の事態に備えて貯蓄はしていますが、いつまで持ちこたえられるか」と不安を吐露。

一方で「趣味のカメラを持って自然豊かな場所に出かけ、美しい景色を撮影するのが大きな喜びです。たまに友人とランチに行き、ゆっくりと語り合う時間もかけがえのないもの。これまでは仕事に追われる日々でしたが、今は心ゆくまで自分の時間を満喫できる」と年金生活の楽しみも教えてくれました。

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