現役時代と比べて、老後になって増えてくるのが自由な時間。今ならゆっくりと旅を楽しめると感じる一方で、シニアは体力や費用、持ち物の心配もありますよね。


では、実際にシニア世代はどのように旅行を楽しんでいるのでしょうか。シニアがシニアにおすすめする旅行先はどこ? All Aboutが実施したアンケート調査から、シニアの旅のエピソードをご紹介します。

■回答者プロフィール
回答者本人:66歳男性
同居家族構成:本人、妻(65歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:埼玉県
現在の現預金:1500万円、リスク資産:600万円

■現在の収支(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):18万6000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

年金以外の収入:不動産賃貸収入(金額不明)

配偶者の収入:年金6万5000円

ひと月の支出:26万円

■「シニアになって行ってよかった旅先はマレーシア」
現役引退後は「1年に2~3回程度、夫婦ふたり旅」をすることが多いという今回の投稿者。

シニアになって行ってよかった旅先は、「2023年12月から3カ月間、妻」と楽しんだ「マレーシア」旅行だそう。

その後「3年連続して冬場をマレーシアで」過ごすほど気に入っているそうで、現地では「チャイニーズ・ニュー・イヤー(アジア諸国で祝う旧暦のお正月)を経験した。街中やモール内に飾り付けがしてあった」と旅の思い出を振り返ります。

海外旅行先にマレーシアをすすめる理由は「1回の入国でビザなしで90日間滞在可能だから。マレーシアは親日国家であり治安がよい。食文化が発達していて安い屋台から日本食まで充実している。日常会話は英語が通じるほか日本語が通じるレストランも多々ある」と投稿者。

なお3カ月の滞在でかかった費用は2人合わせて「交通費17万2000円、宿泊費39万円、食費10万5000円、その他6万円」とあり、総額72万7000円ほどとなったようです。

■「シニア旅行は慌てずゆっくりがポイント」
旅費については不動産賃貸収入を充てている様子で、「年金収入のみの場合は預貯金の取り崩しが必要になるため、ここまでのマレーシアでのロングステイ」は難しかっただろうと投稿者。


最後に旅行を計画しているシニア世代に向けて、よりよい旅にするためには「慌てずゆっくりがポイント。スマホは必須。長期間の旅行は、疲れた日は部屋でゆっくりするのがよい」とのこと。

くわえて「早めの計画立案と旅行先のリサーチが必要。今の時代はネットで比較的簡単に調べられる。そして実際に現地で生活することも重要」とアドバイスされていました。

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