現役時代と比べて、老後になって増えてくるのが自由な時間。今ならゆっくりと旅を楽しめると感じる一方で、シニアは体力や費用、持ち物の心配もありますよね。


では、実際にシニア世代はどのように旅行を楽しんでいるのでしょうか。シニアがシニアにおすすめする旅行先はどこ? All Aboutが実施したアンケート調査から、シニアの旅のエピソードをご紹介します。

■回答者プロフィール
回答者本人:65歳女性
同居家族構成:本人、夫(71歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:北海道
現在の現預金:3000万円、リスク資産:100万円

■現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし ※繰り下げ中
老齢厚生年金(厚生年金):なし ※繰り下げ中
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金6万円(年額)

年金以外の収入:給与収入6万円

配偶者の年金や収入:年金20万円、給与収入4万円

ひと月の支出:30万円

■「行ってよかったシニアの旅先は西~南ヨーロッパ」
現役引退後は「1年に4回以上、夫婦で旅」をすることが多いという今回の投稿者。

シニアになって行ってよかった旅先は、「2025年2月に夫」と訪れた「1週間程度の西~南ヨーロッパ」各地への旅行だそうです。

「以前からの念願だった、スペイン、フランス、イタリアを巡った。サグラダファミリアやトレビの泉などは、素晴らしかった」と旅の思い出を振り返ります。

一方で「バルセロナまで、ドバイ経由で成田から22時間。飛行機はエコノミー席を予約していて、移動だけでクタクタでした」とも。さらに、クルーズ船で各国に移動した際は「国内クルーズ船には必ずランドリーがあるので、ランドリーの有無を確認せずに乗船したら、なかった。(荷物を少なくするために)着替えの枚数を減らしていたので、各地で観光よりランドリー探しに奔走した(笑)」と思わぬ苦労もあった様子です。

なお旅行にかかった費用は「2人で100万円ほど」とあります。

■「まずはスマホをしっかり利用できるようにすること」
現地でのトラブルについては「(スマホの利用にあたって通信費を抑えるために)国際ローミングサービスの契約をしたが、あちこちでサービスが利用できなかった」といった出来事もあったそう。


「夫婦とも英語しか話せず、イタリア語やフランス語が分かりませんでした。スマホが利用できなかったので、苦労しました。翻訳サービスの利用も、地図の確認もできず、大変だった」と言います。

そういった経験から、これから海外旅行を計画している方には「まずはスマホをしっかり利用できるようにする」ことが必須だとアドバイス。

また、同世代に向けては「胃腸薬などの常備薬は多めに持参すること、暴飲暴食は控えること、できるだけ乾きやすく軽い衣服を選んで荷物を軽くする」ことも勧められていました。

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