食費や光熱費などの高騰が家計を直撃しています。たとえ給料が上がったとして、それよりも物価が上がってしまうため、生活が楽になるというより、むしろ苦しくなっていると感じる人も少なくないでしょう。


All Aboutが実施した「毎月の支出と現在の生活」に関するアンケートから、ユーザーのリアルな生活実態を紹介します。自分の家計と照らし合わせるなど、生活の参考にしてみてください。

■車2台所有で維持費かさむ
今回紹介するのは、長崎県に住む58歳男性(既婚・子なし)の生活実態です。

【長崎県在住、58歳男性世帯の収入状況と1カ月の主な出費内訳】

・家族構成:既婚(子なし)
・雇用形態:契約社員
・職業:プログラマー
・世帯年収:400万円
・家賃:0円
・間取り:一軒家
・食費:6万円
・交際費:1万円
・電気代:2万円
・ガス代:3000円
・水道代:3000円
・車にかかる費用:3万円
・オートバイのローン:2万5000円

まず、男性に現在の生活に対して思うところ、考えていることを聞きました。

「現在の生活では、貯蓄の少なさが気になっています。車を2台所有しているため、駐車場代や維持費がかさみ、将来の老後資金を考えると出費を抑えたいと感じています」

将来の生活を見据え、貯蓄を増やしながら出費を抑えたいと言います。60歳を過ぎても安定した収入を得られるような計画を立てたいと考えているそう。

■ユーザー車検を利用、保険見直しも
では、一体どんなふうに家計を管理しているのか。生活のやりくりのポイントや実践している節約術について聞きました。

「日常において、食料品はできるだけ安い店で購入しています。このほか、車検はユーザー車検で済ませ、車の保険を見直すなど、無駄を省く節約術を実践しています」

還暦を迎えた後の生活を見据え、車の維持費や食費などを見つめ直す努力が、老後資金の捻出に結びつくかもしれません。

<調査概要>
毎月の支出と現在の生活に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2025年10月22日
調査対象:全国10~70代の200人(男性:66人、女性:133人、回答しない:1人)

※回答者のコメントは原文のまま記載しています。

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