2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。
時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態をのぞく機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

■37歳・年収100万円アルバイト女性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は北海道に住む37歳女性の資産運用エピソードを見ていきます。

▼家族構成本人、夫(42歳)、長女(9歳)、長男(7歳)

▼金融資産世帯年収:本人100万円、配偶者550万円
現預金:150万円、リスク資産:150万円

▼リスク資産の内訳・投資信託:150万円

▼積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/NISA:2024年から

2024年から積立投資を始めたという今回の投稿者。

投資額はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に「月1万円」からスタート。その後「月4万円」に増額したが途中で減額し、現在は「月2万円」と、「収入や資産の状況を見ながら増減している」とのこと。

投稿のあった2025年10月時点の運用実績については「元本34万円→評価額37万円」と、積み重ねが着実に利益を生み出している様子。

「開始からずっと右肩上がりで推移。積み立て2年目に突入直後に米大統領の影響で下落があったものの、すぐに元に戻り現在は高値更新中。積立投資を続けるために生活費を見直し、生活防衛費を確保しつつ投資と現金の割合を50%ずつにまで増やすことに成功。今は投資の割合を一層増やすべく、生活費のさらなる見直しをしたり転職を行なった」とあります。


■37歳・年収100万円アルバイト女性の思う積立投資のメリットは?
積立投資を始めてよかった点として、「将来貯めるべき資産額や、現在の生活水準について真剣に考えるようになった。何となく決めていた習い事や買い物も、すぐに飛びつかなくなった。本当に必要なのか、一時の感情に流されていないか家族で話し合うようになった」とコメント。

くわえて「資産額が増えた後におじけづかないように、たくさんの本を読んで勉強している」と前向きに語ります。

積立投資を始める人へのアドバイスとして「積立投資は長期的に動くことを前提とした商品なので、目先の利益に飛びついたり、少し損をしたからといってすぐにやめてしまうのは勉強不足の証拠。まずは月1000円からでも投資を始めて、たくさん本を読んで学び、先人の知恵を得る事が大事。自分に合ったやり方を模索しながら、楽しく学んで正しい方法で将来への投資をしていってほしい」とのことでした。

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