食費や光熱費などの高騰が家計を直撃しています。たとえ給料が上がったとしても、それよりも物価が上がってしまうため、実感は湧きにくいかもしれません。


All Aboutが実施した「毎月の支出と現在の生活」に関するアンケートから、ユーザーのリアルな生活実態を紹介します。自分の家計と照らし合わせるなど、生活の参考にしてみてください。

■物価上昇で支出が増える……
今回紹介するのは、神奈川県に住む40歳男性(独身・子なし)の生活実態です。

【神奈川県在住、40歳男性の収入状況と1カ月の主な出費内訳】
・家族構成:独身(子なし)
・雇用形態:正社員
・職業:企画
・年収:450万円
・家賃(賃貸):7万円
・間取り:1K
・食費:4万円
・交際費:1万円
・電気代:1万円
・ガス代:6000円
・水道代:4000円
・通信費(携帯電話、インターネット):1万5000円

まず、男性に現在の生活に対して思うところ、考えていることを聞きました。

「物価が上昇し続け、支出が以前に比べて多くなっているので、交際費や携帯電話の料金など、費用対効果の低い費用から見直しを検討しています」

また、男性は車や持ち家の購入を検討していると言います。その目標に向けて、資料を取り寄せるなどして詳しい情報を収集中。また、老後に備えるための資産運用を始めることも考えているそう。

■スーパーの商品価格を比較
では、一体どんなふうに家計を管理しているのでしょうか。生活のやりくりのポイントや実践している節約術について聞きました。

「近所のスーパーの商品価格を比較して、より安く買える日などをブックマークし、少しでも支出を抑える努力をしています。その他、外食をする際にチェーン店を利用する場合は、キャンペーンを行っている店に的を絞って、より効果的に美味しく食事をいただくようにしています」

マイホームなどの夢をもちつつ、老後の暮らしまで見通している男性。支出の費用対効果まで考え、スーパーの商品価格も比較するといった緻密さが、豊かな暮らしを切り開くカギになるのかもしれません。


<調査概要>
毎月の支出と現在の生活に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2025年10月22日
調査対象:全国10~70代の200人(男性:66人、女性:133人、回答しない:1人)

※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。
編集部おすすめ