新年早々、大人の常識を試されるシーンが訪れます。「お年玉マナー」もそのひとつ。
お年玉を渡すのが不適切とされる人物について、和文化研究家の三浦康子が解説します。

■Q. お年玉を「あげてはいけない」人がいるって本当?
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「お年玉を渡してはいけない相手がいると聞きましたが、本当ですか? もらってうれしいものだから気にしたこともありませんでしたが、誰に渡すとダメですか?」
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■A. お年玉は「目上から目下へ」渡すもの。目上の方には不適切です
お年玉は、その起源をたどると「家長から家族へ」「師匠から弟子へ」「主人から使用人へ」といった具合に、目上から目下へ渡すものという原則があります。

自分よりも目上にあたる人に対して「お年玉」を渡すのは失礼にあたるため、避けるべきです。「お年玉」が適切とはいえない代表的な例は以下の通りです。

・上司の子ども:上司は目上にあたるため、そのお子さんへの「お年玉」は失礼
・自分の親:子から親へ渡すことも、目上に贈る行為となるため不適切

もしもお金や贈り物を渡したい場合は、表書きを変えるなど臨機応変に対応します。

親に対しては「御年賀」として渡します。上司のお子さんにお年玉を渡す必要はありませんが、どうしても何か差し上げたい場合には「玩具料」「文具料」などの名目にするか、図書カードや玩具などの品物を渡すのが望ましいとされます。

目上の方との年始のやりとりマナーを知ることで、気持ちよく新年の挨拶ができるでしょう。
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