夫婦共に早期退職したい世帯年収1000万円・43歳女性が「住宅ローンの繰り上げ返済」に踏み切れない理由

食費や光熱費などの高騰が家計を直撃しています。たとえ給料が上がったとしても、それよりも物価が上がってしまうため、生活が楽になるというより、むしろ苦しくなっていると感じる人も少なくないでしょう。

All Aboutが実施した「毎月の支出と現在の生活」に関するアンケートから、ユーザーのリアルな生活実態を紹介します。自分の家計と照らし合わせるなど、生活の参考にしてみてください。

■老後資金も漠然と不安
今回紹介するのは、愛知県に住む43歳女性（既婚・子なし）の生活実態です。

【愛知県在住、43歳女性世帯の収入状況と1カ月の主な出費内訳】
・家族構成：既婚（子なし）
・雇用形態：パート
・職業：医療関係
・世帯年収：1000万円
・家賃（住宅ローン）：18万円
・間取り：3LDK
・食費：5万円
・交際費：1万円
・電気代：1万5000円
・ガス代：5000円
・水道代：2000円
・車にかかる費用：1万5000円
・医療費：1万5000円

まず、女性に現在の生活に対して思うところ、考えていることを聞きました。

「住宅ローンの繰り上げ返済をしたいのですが、物価高のことを考えると、なかなか踏み切れないでいます。老後資金についても漠然とした不安があります」

金銭的な問題がなければ、夫婦共に50歳代で仕事を早期退職したいと思っているそう。しかし、どの程度の資金が貯まれば、踏み切れるかが分からないと言います。

■固定費を見直し
では、一体どんなふうに家計を管理しているのでしょうか。生活のやりくりのポイントや実践している節約術について聞きました。

「固定費を削ることが有効だと思いますので、医療保険の見直しをしました。携帯電話料金などの通信費も抑えています」

物価高のため、ローンの繰り上げ返済に踏み切れない現実に直面。しかし、夫婦共に50歳代で早期退職という目標を掲げていて、このような大志を抱くことが、何よりも生活にハリを与えてくれるかもしれません。

＜調査概要＞
毎月の支出と現在の生活に関するアンケート
調査方法：インターネットアンケート
調査実施日：2025年10月22日
調査対象：全国10～70代の200人（男性：66人、女性：133人、回答しない：1人）

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