※人物名はすべて仮名です。
■1: 年末に食料品を爆買いする昭和夫 <まゆこさん(50代)>
ウチの夫は毎年、年末になると、築地やアメ横に出かけて食料品を大量に買い込んできます。でも、既に子どもは結婚して独立していますし、親戚が我が家に集まることもありません。年末年始にそんなに大量の食糧はいらないのです。
確かに昭和の頃は、正月三賀日は近所の商店街は閉まっていました。でも今はコンビニも元旦営業のスーパーもあるので「買いだめ」なんてまったく必要ありません。でもお刺身や肉、お菓子を毎年大量に買ってきて「食べきれない」「腐っちゃう」と大騒ぎ……。意味が分かりません。いい加減に頭の中を令和にアップデートしてほしいです。
■2: 「捨てられない男」のせいで永遠に片付かない家 <はるなさん(30代)>
毎年この時期に「捨てろ!」「捨てない!」で夫婦で大揉めするのが、夫の大量のオタクグッズ。キーホルダー、フィギュア、缶バッジ、アクリルスタンド、カード、ポスターなどなど……。
理解できないのが、同じフィギュアを2体買って、1体は飾り、もう1体は汚れないように箱入りのまま保管していること。「せめて2個あるものは1個捨ててよ!」「箱に入れて見えないなら、存在していないと一緒!」と言っても夫は断固拒否。毎年年末にこれを繰り返していて、片付かない家に絶望しながら新年を迎えます。
■3. 忙しすぎるので、役に立たない夫と息子は放置 <かなえさん(40代)>
飲食業界で働いています。今年から管理職(店長)になったので、年末年始は超繁忙期。この時期は学生バイトも帰省でいないし、パートの主婦もシフトに入ってくれないし、スキマバイトの子も「発熱しました」と突然欠勤することもしばしば。人手が足りない中で私が12連勤で店を回しています。
当然、家のことは何もできません。企業勤めの夫は「年末年始は10連休でヒマ」といいながら、一日中スマホいじり。冬休み中の息子達も、大掃除なんてするわけがない。私に責められると逆切れする男達は「正月なんて、別に何もしなくていいよ」と言うので、腹をくくって、私も何もしないことにしました。
■4. 受験生のいる家庭にインフルエンザを持ち込む迷惑夫 <優さん(40代)>
昨年の我が家は中3の長男、小6の長女のダブル受験。妹の方はまだ小学生ですから、私が塾の送迎や宿題のチェックをする必要があり、大変です。兄の方は自分で勉強をする子ですが、ぜんそくもちなので、体調を崩さないように食べ物や感染症対策に気を配っています。
そんな我が家で、一人だけ足を引っ張るのが夫。「今年は家族全員、インフルエンザの予防注射を打とうね」と決めていたのに「忙しくて無理」と予防接種を受けず、案の定、年末にインフルエンザにり患。「だから予防接種してって言ったじゃない」と怒っても後の祭り。
子どもたちは塾の「正月特訓」があるので、インフルエンザにかからせるわけにはいきません。夫を家から追い出し、ビジネスホテルに一人で泊まらせています。「のどが痛くて何も食べられない」だの「関節が痛い」だのLINEが来ますが、既読スルーのお正月でした。
■5. 大掃除に手と金は出さず、口だけ出すモラハラ夫 <梨沙さん(30代)>
昨年末に出産し、病院でお正月を迎えた私にとって、今年は初めて赤ちゃんのいる自宅での年末年始。
最初は「掃除を業者に頼むなんてぜいたくだ」という説教から始まり、最後は「女のくせに掃除もできないのか」などとジェンダー暴言を吐かれました。さらに「お前のふだんの掃除の仕方だって、潔癖症の俺からしたら……」と、自分は掃除もしないくせにダメ出しを連発。あんまり頭にきたので「潔癖症なら自分で掃除しなよ」と言い捨てて、赤ちゃんを連れてさっさと実家に帰りました。夫が反省して迎えにくるまで、実家でのんびりでした。
▼三松 真由美プロフィール男女関係に悩む1万3000名の女性会員が集うコミュニティを展開。セックスレス・ED・女性性機能に詳しく、性を通して男女関係を円滑にするメソッドを考案。講演、メディア出演、著書多数の恋愛・夫婦仲コメンテーター。執筆家。









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