■素材別! コートの寿命とサイン
コートの寿命は一般的に3~5年といわれますが、素材によって経年劣化は千差万別です。まずは、お手持ちのコートが寿命のサインを出していないかチェックしてみてください。
▼ウール・カシミヤ(天然素材):寿命10年以上適切に手入れをすれば長く付き合えるのが、ウールやカシミヤなどの天然素材。その寿命は10年以上ですが、以下のようなサインが出たら手放すときでしょう。
・生地の痩せ:
全体的に生地が薄くなり、重さの割に寒さを感じるようになったら、繊維が摩耗して空気を含めなくなっている証拠です。
・テカリの発生:
お尻や肘など、摩擦が多い部分が鏡のように光ってしまう。これは繊維が押しつぶされて修復不能になった状態です。
・深刻な虫食い:
数カ所の小さな穴なら修理可能ですが、全体に広がっている場合は、保管状況そのものを見直す時期といえるでしょう。
▼ダウンコート:寿命5~10年軽くて暖かいダウンコートの寿命は5~10年といわれています。以下のようなサインが出たら手放すときです。
・ボリュームの減少:
適切にクリーニングしてもふんわり感が戻らず、保温性が落ちてきたら、中のダウン(羽毛)が油脂の酸化で固まっています。
・羽根の吹き出し:
生地のすき間から羽根が頻繁に飛び出すのは、ダウンを包む袋(ダウンパック)の劣化です。
▼本革(リアルレザー):寿命20年以上本革のコートは、使い方によっては20年以上もつ優秀な素材です。しかし、以下のサインが出たら手放すときと考えていいでしょう。
・表面(銀面)のひび割れ:
革が硬くなり、表面がパリパリと割れてしまった状態。革は肌と同じで、一度割れると元には戻りません。
・カビの浸食:
繊維の奥深くまでカビの根が入り込み、専門業者でも異臭が取れなくなった場合は、健康面からも手放すべきです。
▼合成皮革(フェイクレザー):寿命3~5年合成皮革は寿命が比較的短く、3~5年といわれています。そのため、以下のような寿命のサインがすぐに出てきてしまいます。
・ベタつきや剥離:
表面がベタベタしたり、ポロポロと剥がれ落ちたりするのは、「加水分解」という避けられない化学反応です。これは着用頻度に関わらず、製造された瞬間からカウントダウンが始まります。
■寿命を延ばすための「日々の3大習慣」
コートを長持ちさせるコツは、クリーニングに出すことよりも「日々の扱い」にあります。
▼「1日着たら2日休ませる」同じコートを毎日着るのは、寿命を縮める最大の原因といわれています。繊維は着用中の摩擦や汗の湿気で疲弊してしまうのです。中2日休ませることで繊維に含まれた湿気が抜け、押しつぶされた繊維が空気を含んで元の形に戻ろうとします。
▼帰宅後すぐの「ブラッシング」外から帰ったら、まずはブラッシングです。
・ウール・カシミヤ:
繊維の奥に入ったホコリをかき出し、毛並みを整えることで毛玉の発生を防ぎます。
・レザー:
柔らかい布で乾拭きし、付着した汚れを落とすだけで、カビのリスクを劇的に下げられます。
▼「厚みのあるハンガー」を絶対条件にコートの重さを支えるためには、細い針金ハンガーは厳禁です。肩先に厚みがあるハンガー(理想は木製)を使うことで型崩れを防ぎ、美しいシルエットを維持できます。
■クリーニングの罠と保管の鉄則
よかれと思って行うクリーニングが、実はコートを痛めているケースもあります。
・出しすぎは「乾燥」の元:
クリーニング溶剤は汚れだけでなく、繊維に必要な「油分」まで奪ってしまうこともあります。基本的にはシーズン終わりに1回で十分です。
・ビニールカバーは“即”外す:
クリーニングから戻ってきた際のビニール袋は、そのままにしておくと湿気がこもり、カビや変色の原因になります。
・クローゼットに「すき間」を:
ぎゅうぎゅうのクローゼットは、摩擦で毛玉を作り、湿気の温床になります。「拳1つ分のすき間」が、コートの呼吸を助けます。
今回は、素材別のコートの寿命とメンテナンスについてご紹介しました。まずは、帰宅した際の「10秒のブラッシング」から始めてみてください。その積み重ねが、5年後、10年後のコートの状態につながります。せっかく買ったお気に入りの1着。節約のためにも、ぜひ長く愛用できるようにしてくださいね。









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