金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。


現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、茨城県在住69歳女性のケースをご紹介します。

■回答者プロフィール
回答者本人:69歳女性
同居家族構成:本人、夫(78歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:茨城県
リタイア前の雇用形態:パート・アルバイト
リタイア前の年収:150万円
現在の預貯金:1200万円、リスク資産:0円
これまでの年金加入期間:国民年金不明、厚生年金24カ月

■現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):4万5300円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

配偶者の年金や収入:年金28万円

■「昔のように思い切りのいいお金の使い方はできなくなった」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。

その理由として「昔のように旅行したり、記念日に外食に行ったりなど、思い切りのいいお金の使い方はできないから」と語っています。

ひと月の支出は約「31万円」。夫婦の年金だけでは「足りない月がある」と回答されています。

■「単発の介護の仕事をしている」
年金で足りない支出については「貯蓄から引き出して賄っている」という投稿者。

また「介護の資格を持っているので、介護アルバイトアプリを使って月3回程度の介護の仕事」をしているそうで、給与も「生活費の補填(ほてん)にあてている」といいます。

「食品は夕食時の安売りセールを狙っている。健康が大切なので、ウォーキングや和食はかかせない。家計簿をつけるのも大事」とあり、年金生活の押さえるべきポイントを教えてくれた投稿者。

くわえて「お菓子類はストレス解消やリラックスのために買っている。
お金を使う優先順位をつけている。お弁当宅配サービスを利用している。地域交流センターでお風呂に入っている。コーヒーはカフェで飲むより、家で少し高めのインスタントコーヒーを飲んでいる」と快適に過ごすための工夫をされている様子です。

■「やりたいことが10のうち6ぐらいしかできなくなった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「元気なうちにもっと旅など、やりたいことをやればよかった。貯蓄はほどほどにすれば、その分お金を好きなことに使えたと思う。ねんきん定期便のチェックをちゃんとして、老後資産を把握し、人生設計をきちんとすればよかった」と回答。

今の生活での不満については「医療費が思いのほかかさむ。家の老朽化の不安もある。若い時より収入が減ったので、やりたいことが10のうち6ぐらいしかできなくなった」とコメント。

一方で「仕事という義務から解放されて、年金が入ってくる安心感がある。節約も楽しくやれば幸せ。
たくさんのお金より、夫とのささやかな生活を楽しむことも大切。趣味にお金をかけずウォーキングするのも楽しい」と今の生活にさまざまな喜びを感じているようでした。

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