節分は、新年を幸(さち)多き1年にするために、災いをもたらす鬼を追い払う行事です。江戸時代に庶民の間に広まったと伝わる「豆まき」ですが、実は「豆をまく時間帯」や「誰が豆をまくか」といった習わしがあることをご存知でしょうか?

節分についての意外と知らない由来やきまりについて、和文化研究家が紹介します。


■Q. 節分の豆まきは夜でいいですか? 誰が投げるのが正解ですか?
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「節分の当日は平日になることも多いので、家族そろって豆まきをする時間が夜遅くになってしまいます。何時ごろに、誰が豆まきするのが正解ですか?」
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■A. 鬼が活動する夜に、家長や家族全員でまくのがおすすめです
豆まきを行う時間は、夜が効果的とされています。これは、邪気の象徴である鬼が真夜中(丑寅の時刻。深夜2時~4時頃)にやってくると考えられているためです。できるだけ家族全員がそろったタイミングで行いましょう。

豆をまく人は、本来「家長」の役目とされています。また、その年の干支にあたる年男・年女や、厄年の人も適任で、厄払いの意味を込めることができます。しかし現在では家族のイベントとしての意味合いも強いため、家族全員でまいてそれぞれの厄を払っても構いません。

一般的な豆まきの作法は、まず窓を開けて「鬼は外!」と外へ向かってまき、鬼が戻らないようすぐに窓を閉めてから「福は内!」と室内にまきます。家中の鬼を追い出すよう、奥の部屋から玄関へと順番にまいていきましょう。
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