「お好み焼きを作ったけれど、粉が中途半端に残ってしまった」そんな経験はありませんか? 実はお好み焼き粉は、小麦粉に加えて「だし」「山芋パウダー」などがバランスよく配合された、非常に優秀な「万能ミックス粉」です。小麦粉の代わりとして使うだけで、いつもの料理がワンランク上の味わいになります。


今回は、お好み焼き以外でも大活躍する「簡単でおいしい活用レシピ」を3つ厳選してご紹介します。

■サクサク食感! お好み焼き粉で作る「和風チヂミ」レシピ
山芋パウダーの効果で、外はカリッと、中はモチッとした本格的な仕上がりに。

【材料】チヂミ1枚分
・お好み焼き粉:50g(大さじ5~6)
・水:80~90ml(サラサラと流れるくらいが目安)
・ニラ:1/4束(約25g)
・キムチ:30~50g(お好みで。汁ごと入れると色がきれいです)
・ごま油:大さじ1~1.5(「揚げ焼き」にするのがサクサクのコツです)

【ポイント】
・具材の切り方:
ニラは3cm幅くらいに切り、キムチも大きければザク切りにすると、生地とよく絡んで焼きやすくなります。

・生地のゆるさ:
「お好み焼き」はぽってりしていますが、チヂミは「おたまですくって、スッと落ちる」くらいのゆるさがベストです。粉1:水1.6~1.8くらいの比率で作ってください。

・火加減:
最初は中火でじっくり、最後に強火にして両面を30秒ずつ焼くと、山芋パウダーの効果と相まって表面の水分が飛び、驚くほど「カリッ」と仕上がります。

この1枚分の分量を基本にして、家族の人数に合わせて倍量で作ってみてください。

【アドバイザーの目】
だしの味が効いているのでそのままでも十分おいしいですが、ポン酢にラー油をたらすと箸が止まりません!

■衣作りが不要! 冷めてもおいしい「サクサク唐揚げ」
粉自体に味がついているので、お肉にまぶすだけで味が決まります。

【材料】
・鶏もも肉
・お好み焼き粉

【ポイント】
一口大にカットした鶏肉にお好み焼き粉を直接まぶして、そのまま揚げるだけ。

山芋パウダーの効果で肉の水分が逃げにくく、冷めても柔らかいまま。お弁当のおかずにも最適です。


■どんな汁物にも合う「もちもち和風すいとん」
小麦粉で作るよりもコクがあり、ぷるんとした食感のすいとんが楽しめます。

【材料】3~4個分
・お好み焼き粉:大さじ2
・水:大さじ1弱

【ポイント】
粉と水を「耳たぶくらいの硬さ」に練り、沸騰した汁物にスプーンで落として数分煮ます。汁物はお吸い物でもみそ汁でも、コンソメスープなどでもOK。汁にだしのうま味が溶け出し、最後の一滴までおいしくいただけます。忙しい朝のボリュームアップメニューにもおすすめです。

■お好み焼き粉の正体と保存のコツ
・お好み焼き粉が「万能」な理由
お好み焼き粉には、うま味成分(かつおや昆布のだし)や、ふっくら・もっちりさせる成分(山芋・卵粉末・膨張剤)が最初から入っています。そのため、少ない調味料で味が決まりやすく、さまざまな料理に使えるのが最大の特徴です。

・開封後の保存は「冷蔵庫」が鉄則!
お好み焼き粉は栄養豊富なため、開封後に常温で放置するとダニが発生するリスクがあります。

保存方法:袋の口をしっかりと閉じ(ジッパー付きバッグに入れるのがベスト)、必ず冷蔵庫で保管しましょう。
期限:開封後は湿気を吸いやすいため、1~2カ月を目安に使い切るのが理想です。

ご紹介したように、お好み焼き粉はお好み焼きのためだけの粉ではありません。その高いポテンシャルを生かせば、時短でおいしい副菜やメインおかずを作れる「魔法の粉」に変わりますよ。
「余り物」として眠らせておくのはもったいない! ぜひ冷蔵庫の粉を取り出して、今日の献立に役立ててみてくださいね。
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