定期預金にお金を預ける際、多くの人が頭を悩ませるのが「預け入れ期間」の設定です。一般的に期間が長いほど金利は高くなる傾向にありますが、目先の金利の高さに惹かれて資金を長く拘束してしまうと、さらなる金利上昇時に「もっと高い金利で預け替えられたのに」と後悔するかもしれません。
一方で、期間を短くしすぎると、満期ごとの預け替えが手間に感じることも。

今回は、独自の好条件を打ち出す「信用金庫」と、安定の「ゆうちょ銀行」を比較し、50万円を1年・3年で預けた場合の利息を見てみましょう。

■信用金庫のインターネット支店に50万円を預けた場合
信用金庫は、地域社会の発展を支える非営利組織であり、個人や地元企業へのきめ細やかな対応が大きな魅力です。通常、営業エリア外では利便性が落ちることもありますが、一部の信用金庫は「インターネット支店」を設けており、全国どこからでも利用できる高利回りキャンペーンを展開しています。

例えば、豊川信用金庫のインターネット支店では、初めて取引をする方向けに1年・3年の特別な金利を設定したキャンペーン(2026年3月末まで)を実施しています。豊川信用金庫のインターネット支店に50万円を預けた場合の利息は以下となります。

【デビューNext定期預金・1年もの】
・金利:1.3%(2026年2月1日から)
・預入金額:10万円以上3000万円以下、1円単位(1年もの・3年ものの合計)
・条件:初めて取引する方。インターネット支店の口座を開設している方。

・50万円を1年間預けた場合の税引き後の受取利息:約5180円

【デビューNext定期預金・3年もの】
・金利:1.45%(2026年2月1日から)
・預入金額:10万円以上3000万円以下、1円単位(1年もの・3年ものの合計)
・条件:初めて取引する方。インターネット支店の口座を開設している方。

・50万円を3年間預けた場合の税引き後の受取利息:約1万7332円

参照:豊川信用金庫「定期預金」

■ゆうちょ銀行に50万円を預けた場合
全国津々浦々のネットワークを誇るゆうちょ銀行は、圧倒的な安心感と利便性があります。金利は信用金庫のキャンペーンに比べると控えめですが、どこに住んでいても安定したサービスを受けられるのが最大の強みです。
ゆうちょ銀行の定期貯金に50万円を預けた場合の利息は以下のようになります。

【定期貯金・1年もの】
・金利:0.4%(2026年2月19日時点)
・預入金額:1000円以上、1000円単位

50万円を1年間預けた場合の税引き後の受取利息:約1593円

【定期貯金・3年もの・半年複利】
・金利:0.6%(2026年2月19日時点)
・預入金額:1000円以上、1000円単位

50万円を3年間預けた場合の税引き後の受取利息:約7226円

参照:金利一覧 ゆうちょ銀行

■預け先の工夫で「約1万円」の利息差も
比較の結果、50万円を3年間預けた場合の利息の差は、最大で約1万円にもなりました。

大きな資金を長期間固定することに抵抗がある方でも、10万~50万円ぐらいを今回のような高金利キャンペーンに預けてみるのは合理的な判断かもしれません。

なお、豊川信用金庫のキャンペーンは2026年3月31日までで、募集金額は200億円です。「今のうちに、有利な金利を確保しておきたい」方は、早めに検討しましょう。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
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