■Q. 「フライドポテトで死亡リスクが上がる」って本当?
Q. 「ファストフードが好きで、いつもフライドポテトをセットで頼んでしまいます。最近『フライドポテトで寿命が縮む』と聞いて心配になりました。
本当にそこまで体に悪いのでしょうか? 頻繁に食べるのはやめた方がいいですか?」

■A. 頻度によりますが、健康リスクが増す可能性はあります。適量にしましょう
以前、「週2回以上フライドポテトを食べる人は、死亡リスクが高まる傾向がある」という研究結果が報告され、注目を集めました。ただし、この研究では「何が原因でリスクが上がるのか」までは明確にされておらず、さらなる大規模な調査が必要とされています。

当時の報道の中では、トランス脂肪酸やアクリルアミドといった物質が原因とする推測もありました。しかし、日本人の平均的な食生活では、これらの摂取量は基準内に収まっており、過剰な心配は不要とされています。

それでも「フライドポテトは体に悪い」と言われるのは、主に栄養バランスの問題が大きいと考えられます。フライドポテトを食べている時点で、外食をしていることが多いでしょうし、塩分や脂質の摂取も過剰になりやすい点は問題です。エネルギーが高い一方、必要な栄養素が不足してしまう点も無視できません。

フライドポテトを完全に止める必要はありませんが、頻度や組み合わせに注意が必要です。時々楽しむ程度にし、できればサラダなどを一緒に加えて栄養バランスを意識することが大切です。

▼平井 千里プロフィールメタボ研究を行いエビデンスに則ったダイエットを教える管理栄養士。小田原短期大学 食物栄養学科 准教授。
女子栄養大学大学院(博士課程)修了。前職の病院での栄養科責任者、栄養相談業務の経験を活かし、現在は教壇に立つ傍ら、実践に即した栄養の基礎を発信している。
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