2026年2月5日から募集開始した個人向け国債・変動10年(第191回債)の金利は「1.48%」です。今回は、個人向け国債・変動10年を100万円購入した場合、半年後にもらえる利息はいくらになるのかを解説します。


■個人向け国債・変動10年を「金利1.48%」で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?
個人向け国債・変動10年を100万円購入した場合の6カ月後の利息の計算は以下のとおりです。

【半年後にもらえる利息】
・100万円×1.48%×1/2(半年間であるため)=7400円

実際は、受け取った利息から、税率20.315%分の「1503円」が差し引かれます。税率の内訳は、「所得税および復興特別所得税15.315%と住民税5%」です。

そのため、個人向け国債・変動10年を金利1.48%で100万円購入すると、半年後にもらえる税引き後の利息は「7400円-1503円=5897円」となります。

参照:変動10年「第191回債」 財務省

■個人向け国債「変動10年」は、金利上昇期の「手堅い」選択肢
個人向け国債には「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3タイプがありますが、中でも人気が高いのは変動10年。金利上昇の恩恵を受けつつ、リスクを最小限に抑えられるその特長を整理しました。

●市場金利に連動する
半年ごとに金利が見直されるため、購入後に世の中の金利が上がれば、受け取る利息も自動的に増えます。「もっと上がってから買えばよかった」と後悔する心配がありません。

また、年0.05%の下限金利が保証されているため、超低金利になっても利息がゼロにならない安心感があります。

●元本保証で、リスクが低い
元本と利息の支払いは日本政府が責任を持って行うため、株や投資信託のような値動きによる元本割れのリスクがありません。大切な資金を「守りながら運用」したい方に向いています。

●1万円から購入可能
最低購入金額は1万円から。
まとまった余裕資金がなくても、家計の状況に合わせてコツコツと買い足していくことができます。

この機会に、買ってみようと思った方は、財務省HPの取扱金融機関(2026年2月1日現在・880カ所)をチェックしましょう。

■個人向け国債の利息はいつつくの?
「購入した後、いつ利息がもらえるの?」という方のため、スケジュールも確認しておきましょう。

●利息の支払いは「年に2回」
個人向け国債の利息は、原則として、毎年の発行月および発行月の半年後の15日(休日の場合は翌営業日)です。

今回募集されている変動10年(第191回債)だと、利息が支払われるタイミングは以下のようになります。

・1回目:2026年9月15日(火)
・2回目:2027年3月15日(月)

以降、満期まで毎年3月と9月の15日に支払われます。

■個人向け国債の「中途換金」について
個人向け国債の解約(中途換金)については、購入から1年間はできませんが、それ以降はいつでも1万円単位で可能です。

ただし、中途換金をするときは、「直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685」が差し引かれるため、受け取れる利息が減る点には注意が必要です。

なお、1年以内でも特例として中途換金できるケースがあります。

・口座名義人が亡くなった場合
この場合は、相続人の方による中途換金が可能です。申請の際には、相続人たる地位を証明する書類などが必要になります。

・災害救助法が適用される大規模災害で被害を受けた場合
この場合は、災害救助法が適用された市区町村に居住されている口座名義人による中途換金が可能です。
申請の際には、罹災証明書、罹災届出証明書といった公的機関が証明する書類などが必要となります。

いずれの場合も、詳しい手続きについては口座を開設されている取扱機関へお尋ねください。

参照:個人向け国債「中途換金について」

■まとめ
2月は暦の上では春。新年度に向けて、家計を見直すよい機会でもあります。

中でも、個人向け国債「変動10年」は、元本保証の安心感と、金利が上がれば利息も増える柔軟さが特長。1年たてば1万円単位で換金できるため、大きな資金を一時的に預けても心配になりません。

「春からの暮らしを、より安定した家計でスタートさせたい」と考えている方は、無理のない範囲で検討してみてはいかがでしょうか。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
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