老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。
そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。

今回は、週3勤務で厚生年金を払いながら働いているという65歳の方からの質問です。

■Q:65歳。週3勤務で厚生年金を払いながら働いています。このまま働くと、年金額は少しでも増えますか?
「65歳になりました。体力的に厳しくなったため、勤務は週3日にしています。現在も厚生年金に加入して保険料を払いながら働いており、同時に老齢厚生年金の受給も始めました。このまま働き続けた場合、将来もらえる年金額は少しでも増えるのでしょうか?」(年金難しいさん)

■A:年金は少しずつ増えます。65歳以降も厚生年金に加入して働いていれば、毎年10月に、その期間分が将来の老齢厚生年金に反映され、上乗せされます
65歳以降も会社で厚生年金に加入し、保険料を納めながら働いている場合、その期間の給与に応じて老齢厚生年金が上乗せされます。

週3勤務であっても、厚生年金の加入要件を満たしていれば「加入して働いた分だけ年金が増える」仕組みです。

増えた分は、毎年まとめて反映されます。具体的には、9月1日時点の加入状況をもとに年金額が見直され、10月分の年金から反映されます(10月分は12月の振込で反映されるイメージです)。


一方で、注意したいのが「在職老齢年金」です。

60歳以降、厚生年金に加入しながら老齢厚生年金を受け取る場合、給与と年金の合計が一定額を超えると、老齢厚生年金が一部または全額支給停止になることがあります(2026年3月までは月51万円、2026年4月以降は月65万円が基準)。

支給停止になった分は受け取れないため、手取りの見え方が変わる可能性があります。

将来どの程度増えるかを具体的に知りたい場合は、ねんきんネットで加入状況を確認したり、年金事務所で見込み額を相談したりすると安心です。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
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