■Q. 起床後、指がこわばる感じがします。リウマチでしょうか?
Q. 「最近、朝起きたときに手の指が腫れぼったいような、曲げ伸ばしがスムーズにいかないような違和感があります。
何となくこわばっている感じです。しばらくすると自然に動くようになるのですが、関節リウマチの兆候でしょうか?」

■A. 関節リウマチを疑う重要な初期症状の1つですが、断定はできません
「朝起きたときに手が動かしにくい」「指が腫れぼったい」と感じる症状は、医学的に「朝のこわばり」と呼ばれるもので、関節リウマチの非常に特徴的な初期症状の1つです。

関節リウマチは、免疫の異常によって関節に炎症が起こる病気です。炎症が起きている関節では、夜寝ている間に炎症の産物である液体がたまりやすくなります。それによって、朝方にむくみや動かしにくさが生じるのです。

起きてから体を動かし始めると、血流やリンパの流れが改善され、液体が吸収されていきます。活動を始めると徐々に症状が軽くなり、自然に治ったように感じるのが特徴です。

単に数分で治まる場合はあまり気にする必要はありませんが、30分から1時間以上こわばりが続く場合は注意が必要です。リウマチの可能性を疑う判断の目安にしましょう。

また、指の付け根や第二関節など、複数の関節に対称性の腫れや痛みがある場合も、リウマチの可能性が高まります。

リウマチは最近では治療法が飛躍的に進歩しています。早期に発見して適切な治療を始めれば、関節の破壊を防ぎ、健康なときと変わらない生活を送ることも可能です。


少しでも気になる症状がある場合は、早めに整形外科やリウマチ科を受診しましょう。

▼井上 義治プロフィール慶應義塾大学医学部を卒業後、20年以上にわたり形成外科医として総合診療に従事。患者の要望を丁寧に聞き、一人ひとりに合わせた医療を提供している。
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