物価高が止まらず、家計への影響が続いています。これまで当たり前のように買っていた、食べていたものも値段が上がってしまい、仕方なく我慢せざるを得ない人も多いはず。


All About編集部は全国10~70代を対象に「物価高で我慢していること」に関するアンケートを実施しました。その中からユーザーのリアルな生活実態を紹介します。

■「買うのをやめました」
今回紹介するのは、東京都に住む39歳女性の生活実態です。

▼東京都在住39歳女性世帯、1カ月の出費内訳・家族構成:既婚(子あり)
・雇用形態:パート
・職業:保育士
・世帯年収:600万円
・貯蓄:600万円
・住宅ローン:13万円
・間取り:3LDK
・食費:8万~9万円
・電気代:1万2000円
・ガス代:1万3000円
・水道代:1万4000円

女性は、物価高によって、以前は当たり前に買っていたものを買い控えたり、完全に買わなくなったりしたものがあるといいます。

「ペーパータオル、総菜です。米はどんなに高くても必要なので削れませんが、それ以外のものは、少しでも食費を抑えるため、なくても何とかなるものは買わないようにし我慢しています」

買わなくなったペーパータオルはタオルで代用しているそう。「総菜は買わないで、どんなに疲れていても頑張って料理をするようにしています」と、仕事疲れに耐え、節約に努めている様子がうかがえます。

■「詐欺に遭ったような気分になります」
もちろん物価高による影響は家計だけではなく、スーパーやコンビニで販売されている商品にも及んでいます。販売される商品の価格は変わらないまま内容量が減っていく、いわゆる「ステルス値上げ」はSNSでたびたび話題になります。

女性は「シュウマイ」にステルス値上げを感じているといいます。

「家族の人数に少し足らなくなっていたり、中途半端な数量しか袋内に入っていなかったりして、家族で取り合いになるので買いづらくなりました」

女性は「『お値段変えません!』『お値段そのまま!』のような誘い文句で、商品を売っているとしらけます。詐欺に遭ったような気分になります」と、ステルス値上げに怒りを感じているようです。


■趣味にお金をかける余裕がない……
女性はほかにも、物価高の影響で、頻度を減らしたり質を下げたりした「娯楽・趣味」があるそう。

「映画や美容品です。趣味にお金をかける余裕がなくなりました。化粧品も試しにいろいろ買うことも控えるようになりましたし、安い物を買ってなるべく使い切ってから新しい物を買うようにしています」

日常の楽しみが奪われ、厳しい現状がうかがえます。

■物価高でもこれだけは削れない
また最近は、本当は食べたいのに、値段を見て泣く泣く棚に戻した切ない経験もあったそうで……。

「お寿司や刺身、少々上質なお肉など、そのほか自分へのご褒美も我慢するようにしています。子どもの誕生日やイベントなど、何か口実がないといい品物を買いづらくなってきました」

いろいろなことを我慢しなければいけない状況の中、女性は「米」だけは削りたくないといいます。

「米はちゃんといい物を食べたいです。以前、ブレンドの古古古米を食べたのですが、おいしくありませんでした。どっちを買ってもどうせ高いのなら、好きなお米を食べようと思いました」

女性のように、わが子の成長を中心に考えて、家計において節約や出費を考える賢明さが、物価高時代を生き抜くために必要なことなのかもしれません。

<調査概要>
物価高で我慢していることに関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2026年2月5~6日
調査対象:全国10~70代の250人(男性:77人、女性:168人、回答しない:4人、その他:1人)

※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。
回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。
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