物価高が止まらず、家計への影響が続いています。これまで当たり前のように買っていた、食べていたものも値段が上がってしまい、仕方なく我慢せざるを得ない人も多いはず。


All About編集部は全国10~70代を対象に「物価高で我慢していること」に関するアンケートを実施しました。その中からユーザーのリアルな生活実態を紹介します。

■節約と健康のことを考えて
今回紹介するのは、北海道に住む51歳女性の生活実態です。

▼北海道在住51歳女性世帯、1カ月の出費内訳・家族構成:独身(子あり)
・雇用形態:パート
・職業:倉庫内仕分け
・世帯年収:600万円
・貯蓄:200万円
・家賃(住宅ローン):6万円
・間取り:一軒家
・食費:5万円
・交際費:1万円
・電気代:4万円
・ガス代:0円
・水道代:7000円
・車の維持費:2万円

女性は、物価高によって、以前は当たり前に買っていたものを買い控えたり、完全に買わなくなったりしたものがあるといいます。

「菓子類、清涼飲料水、インスタント麺、使い捨て掃除シート類です。菓子類、インスタント麺類は、節約と健康のことを考えたため。使い捨て掃除シートは便利だけど、いろいろ種類があるので結局高くついているから」

買わなくなった菓子類の代わりに、簡単に作れるものは手作りするようになったそう。「使い捨て掃除シートは、捨てる衣類を切って使用している」と、暮らしの中で工夫を凝らしている努力がうかがえます。

■「ポテチ」を買わなくなった理由
物価高による影響は家計だけではなく、スーパーやコンビニで販売されている商品にも及んでいます。販売される商品の価格は変わらないまま内容量が減っていく、いわゆる「ステルス値上げ」はSNSでたびたび話題になります。

女性は「ポテトチップス」にステルス値上げを感じているといいます。

「家族みんなが大好きでよく購入していたが、今は、袋を空気で膨らましているかと思うくらい、中身が少ししか入っていないから」

女性は「内容量がどんどん少なくなっている割には、パッケージの大きさは変わっていない。
袋内の空気にお金を払っている感じで購入意欲がわかない」と、がっかりしているようです。

女性は菓子類などのほかにも、物価高の影響で、頻度を減らしたり質を下げたりした「娯楽・趣味」があるそう。

「ドライブや旅行です。ガソリン代、食費も宿泊費もすべて値上がったので、外出する余裕がなくなったため」

物価高騰で楽しみさえも奪われ、生活の厳しさが垣間見えました。

■物価高でも削りたくないもの
また最近は、本当は食べたいのに、値段を見て泣く泣く棚に戻した切ない経験もあったそうで……。

「職場や家族に配るために、スーパーなどで毎回チョコレート菓子の場所を通る度に買おうか迷いますが、やはり高いので、結局諦めてしまうようになりました」

いろいろなことを我慢しなければいけない状況の中、女性は「お米、肉魚、野菜などの毎日の食費」だけは削りたくないといいます。

「子どもが育ち盛りなので、身体づくりに欠かせないものは削りたくない」

子どもの成長は、誰しもが願うこと。「これだけは守りたい」という強い思いが、物価高を乗り切るのに必要なのかもしれません。

<調査概要>
物価高で我慢していることに関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2026年2月5~6日
調査対象:全国10~70代の250人(男性:77人、女性:168人、回答しない:4人、その他:1人)

※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。

編集部おすすめ