物価高が止まらず、家計への影響が続いています。これまで当たり前のように買っていた、食べていたものも値段が上がってしまい、仕方なく我慢せざるを得ない人も多いはず。


All About編集部は全国10~70代を対象に「物価高で我慢していること」に関するアンケートを実施しました。その中からユーザーのリアルな生活実態を紹介します。

■好物の値段が高くなってしまい……
今回紹介するのは、千葉県に住む48歳女性の生活実態です。

▼千葉県在住48歳女性世帯、1カ月の出費内訳・家族構成:既婚(子あり)
・雇用形態:パート
・職業:運輸業(倉庫担当)
・世帯年収:500万円
・貯蓄:100万円
・家賃(住宅ローン):7万円
・間取り:3LDK(一軒家)
・食費:7万円
・交際費:0円
・電気代:2万5000円
・ガス代:0円
・水道代:5000円

女性は、物価高によって、以前は当たり前に買っていたものを買い控えたり、完全に買わなくなったりしたものがあるといいます。

「毎日チーズを食べていたが、毎日のチーズ代が馬鹿にならないことに気付いた。自分が我慢することによって、食費が少しでも減るようにやめた」

女性はチーズのことを考えないようにしているそう。「おなかをいっぱいにするため、お煎餅を食べたりコーヒーを飲むことにした」と、発想の転換を図っていることがうかがえました。

■「買おうと思わなくなった」
物価高による影響は家計だけではなく、スーパーやコンビニで販売されている商品にも及んでいます。販売される商品の価格は変わらないまま内容量が減っていく、いわゆる「ステルス値上げ」はSNSでたびたび話題になります。

女性は「ポテトチップス」にステルス値上げを感じているといいます。

「袋の中に少ししか入っていないのに、価格は同じ。量が少なすぎて、一瞬で食べ終わることを考えると、買おうと思わなくなった」

女性は「仕方がないことだと思った。
全体的に物価は上がっているし、価格を上げないと企業もやっていけないのだろう」と、不満はあるものの一定の理解を示しているようです。

女性はほかにも、物価高の影響で、頻度を減らしたり質を下げたりした「娯楽・趣味」があるそう。

「おいしいスイーツを買うこと。それをやめることで、お金が貯まると思ったから」

今後の暮らしを考え、好きなことを諦めなければならないという生活の厳しさが垣間見えます。

■物価高でも削りたくないもの
また最近は、本当は食べたいのに、値段を見て泣く泣く棚に戻した切ない経験もあったそうで……。

「店のスイーツコーナーにとてもおいしそうな甘いスイーツがあって、買おうと思ったが高かった。また、買うとしても自分の分だけとはいかず、家族の分を買わないといけないと思うと、価格が1000円を超えたので、そっと棚に戻した」

いろいろなことを我慢しなければいけない状況の中、女性は「野菜代」だけは削りたくないといいます。

「野菜は体のためになる栄養がある。そして、家族みんながサラダを好きなので、野菜だけは削りたくない」

家族のことを中心に考え、何とか家計のやりくりをしている女性。何が一番大切かを認識し、ブレない姿勢が大切なのかもしれません。

<調査概要>
物価高で我慢していることに関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2026年2月5~6日
調査対象:全国10~70代の250人(男性:77人、女性:168人、回答しない:4人、その他:1人)

※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。
回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。
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