物価高が止まらず、家計への影響が続いています。これまで当たり前のように買っていた、食べていたものも値段が上がってしまい、仕方なく我慢せざるを得ない人も多いはず。


All About編集部は全国10~70代を対象に「物価高で我慢していること」に関するアンケートを実施しました。その中からユーザーのリアルな生活実態を紹介します。今回紹介するのは、愛媛県に住む36歳男性の生活実態です。

■嗜好品をなるべく減らそうと
【愛媛県在住36歳男性世帯、1カ月の出費内訳】
・家族構成:既婚(子なし)
・雇用形態:正社員
・職業:会社員(医療系専門職)
・世帯年収:950万円
・貯蓄:400万円
・家賃(住宅ローン):7万7000円
・間取り:2LDK
・食費:7万円
・交際費:2万円
・電気代:1万5000円
・ガス代:5000円
・水道代:0円(家賃に含まれる)
・車の維持費:1万円(ガソリン代)

男性は、物価高によって、以前は当たり前に買っていたものを買い控えたり、完全に買わなくなったりしたものがあるといいます。

「牛肉やお菓子、ジュースなどの飲料水、お酒です。値段が高くなり過ぎて、それよりも安く代替が利くものを選ぶようになった。また、お菓子やジュースなどの、嗜好品をなるべく減らそうと心がけて、買わなくなった」

特に買わなくなった牛肉は、豚肉や鶏肉で代用しているそう。「牛肉の半額以下で購入でき、量も多く、いろいろな料理に使用しやすいため、買う頻度が高まった」と、家計のやりくりがうかがえました。

■弁当、総菜を買わなくなった理由
物価高による影響は家計だけではなく、スーパーやコンビニで販売されている商品にも及んでいます。販売される商品の価格は変わらないまま内容量が減っていく、いわゆる「ステルス値上げ」はSNSでたびたび話題になります。

男性は「弁当や総菜」にステルス値上げを感じているといいます。

「量が減っていたり、具材や味が変わっていたりしていて、気分が下がることが多かったため、弁当や総菜を買うのを止めて、自炊が増えました」

男性は「やむをえないことは理解できるので、仕方がないと感じるが、値段に反映してほしいと感じています。
値段をそのまま、もしくは安く見せて、商品の質が下がっていることにショックを受けることがあり、商品に対して疑心暗鬼になってしまいます。商品を変えずに値段を変えてほしい」と、不信感を持っているようです。

また、男性はほかにも、物価高の影響で頻度を減らしたり質を下げたりした「娯楽・趣味」があるそう。

「パチンコや公営ギャンブルです。物価高騰で、運営側が苦しいことを考えると、なかなかユーザーが有利になったり、還元されたりするとは考えにくい。負けやすくなっていると考えてしまい、実際に以前よりも、結果が振るわないことが増えたためやめた」

■商品にがっかりして棚に戻した……
また最近は、本当は食べたいのに、値段を見て泣く泣く棚に戻した切ない経験もあったそうで……。

「スーパーの大好きなステーキの肉があり、それを休日やご褒美に買って、自分で焼いて食べることが1つの楽しみだった。だが、肉の厚さが薄くなり、値段が上がっているのに、明らかに見た感じや質が下がっていたため、一度手に取ったが戻して、それ以降買わなくなりました」

いろいろなことを我慢しなければいけない状況の中、男性は「コーヒー」だけは削りたくないといいます。

「毎朝、仕事の休憩時間、夜の落ち着いた時間に必ず欲しくなります。どんどん値段が上がっているけれど、無理してでも買いたいと思っています」

出費に対して、一つひとつ深く分析をしているよう。この緻密さが、物価高時代を乗り越えていくには、大切なのかもしれません。

<調査概要>
物価高で我慢していることに関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2026年2月5~6日
調査対象:全国10~70代の250人(男性:77人、女性:168人、回答しない:4人、その他:1人)

※回答者のコメントは原文のまま記載しています。

※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。
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