老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。
そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。

今回は、年金をもらっている人がアルバイトを始めた場合の住民税についてです。

■Q:年金生活でアルバイトを始めたら住民税が増えますか?
今回は、All About編集部が設定したケーススタディーに対して回答いただきます。

「年金に加えてアルバイト収入があります。住民税が上がると聞きましたが本当でしょうか?」

■A:アルバイトで所得が増えると、翌年度の住民税が増える可能性があります。あわせて、保険料などにも影響する場合があります
住民税は、基本的に「前年(1月1日~12月31日)の所得」をもとに、翌年度に課税される税金です。そのため、今年アルバイトをして収入(正確には所得)が増えると、翌年度の住民税が上がることがあります。

住民税は、収入そのものではなく「所得」に対して計算されます。アルバイト収入がある場合は、収入から給与所得控除などを差し引いて所得を出し、そこから各種控除(基礎控除など)を差し引いた「課税所得」をもとに税額が決まります。つまり、課税所得が増えるほど、住民税も増えやすい仕組みです。

また、所得が増えることで、住民税だけでなく、国民健康保険料、介護保険料や後期高齢者医療保険料(加入状況による)など、翌年度の保険料に影響する場合もあります。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。
相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
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