All Aboutが実施している「年金生活と貯金」に関するアンケートから、2026年1月16日に回答があった千葉県在住68歳男性のケースをご紹介します。

■投稿者プロフィール
ペンネーム:シゲさん
年齢・性別:68歳・男性
居住地:千葉県
家族構成:本人、妻(65歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:750万円
現在の預貯金:1800万円
リスク資産:450万円

■物価高が家計を圧迫。
特に電気代や食料品の値上がりは想定外だった
年金生活で貯金ができているか、の問いに「貯金を取り崩している」と回答したシゲさん。

ひと月当たりの現在の収入は、「世帯の年金額21万円、自分の労働収入3万円(シルバー人材センターの軽作業)、その他(配当など)5000円」の合計24万5000円。

対して月の生活費は「食費7万円、住居費(固定資産税など)1万5000円、光熱費2万5000円、通信費1万円、医療費1万5000円、交通・車関連2万円、日用品・保険・娯楽など6万円」とあり、合計21万5000円ほど。

基本的な生活費は収入の範囲内に収まっているようですが、特別な出費を含めると「年間あたり60万円くらい切り崩している」状況だと言います。

「貯金を切り崩している一番の原因は、昨今の物価高。特に電気代や食料品の値上がりが想定外だった。また、持ち家の修繕(屋根や外壁)にまとまった費用がかかり、年金だけでは生活費と特別支出を賄いきれず、貯金を取り崩す形になっている」と説明しています。

■光熱費の請求額を見るたび生活の厳しさを感じる
年金生活では「現役時代のようにスーツや靴を買う必要がなくなり、清潔感があれば十分なので被服費がほとんどかかっていない」とのこと。

一方で、きついと感じる支出として挙げたのは、「光熱費月2万5000円、特に冬場の電気・ガス代。夫婦ともに定期通院が必要になったため、医療費月1万5000円」もばかにならないと言います。

また前述のように、物価高(インフレ)の影響も強く感じている様子で、「特に卵や乳製品、油などの食品が軒並み値上がりし、以前と同じ予算では買い物かごが埋まらないのを痛感している。エアコンの使用を控えたり、照明をこまめに消したりと工夫しているが、光熱費の請求額を見るたびに生活の厳しさを感じ、趣味の旅行を我慢するようになった」と投稿者。


税金や社会保険料についても、「年金から天引きされる介護保険料や国民健康保険料の額が思ったより多く、手取り額が少なく感じるのが正直なところ。現役時代に比べて収入は減っているのに、負担感はむしろ増えているように感じている」と言います。

■『健康で長く働き続けること』が、精神的にも経済的にも一番
普段の暮らしについて伺うと、「平日は近所のスーパーの特売日を狙ってまとめ買いをし、なるべく自炊を心掛けている。外食は月に1~2回程度で、妻とランチに行くのが楽しみ。午後は図書館へ行ったり、健康維持のために1時間ほど散歩をしたりして、お金をかけない過ごし方をしている」と回答。

最後に、「現役時代にある程度の貯金をしたつもりだったが、長引くインフレや病気への備えを考えると、決して安心はできないのが現実。『健康で少しでも長く働き続けること』が、精神的にも経済的にも一番の安定につながる」と語られていました。

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