物価高が止まらず、家計への影響が続いています。これまで当たり前のように買っていた、食べていたものも値段が上がってしまい、仕方なく我慢せざるを得ない人も多いはず。


All About編集部は全国10~70代を対象に「物価高で我慢していること」に関するアンケートを実施しました。その中からユーザーのリアルな生活実態を紹介します。

■必需品を買うだけで精一杯……
今回紹介するのは、福岡県に住む37歳女性の生活実態です。

【福岡県在住37歳女性世帯、1カ月の出費内訳】
・家族構成:既婚(子あり)
・雇用形態:正社員
・職業:事務職
・世帯年収:500万円
・貯蓄:60万円
・家賃(住宅ローン):9万3000円
・間取り:4LDK
・食費:8万円
・交際費:1万円以下
・電気代:2万円
・ガス代:1万円
・水道代:6000円
・車の維持費:3万3000円(ローン)

女性は、物価高によって、以前は当たり前に買っていたものを買い控えたり、完全に買わなくなったりしたものがあるといいます。

「スキンケア用品、化粧品、必需品ではない雑貨を買わなくなりました。必需品を買うだけで精一杯だから」

「なくても大丈夫だけど、あると便利、あるいは欲しいなと思うものは、ほぼ全て買えなくなりました」と、家計のやりくりの苦労がうかがえました。

■中身を見てがっかり
物価高による影響は家計だけではなく、スーパーやコンビニで販売されている商品にも及んでいます。販売される商品の価格は変わらないまま内容量が減っていく、いわゆる「ステルス値上げ」はSNSでたびたび話題になります。

女性は「大袋入りの菓子類」にステルス値上げを感じているといいます。

「袋の大きさや値段に対して、購入して袋を開けた時、がっかりしたり、損した気持ちになったりして、ダメージが大きい」

女性は「物価高のため、企業も仕方ないことだとは思いますが、こちらも生活が苦しいので、あえて買ってあげようとは思いません」とのことです。

■とてもじゃないが行けない
女性はほかにも、物価高の影響で、頻度を減らしたり質を下げたりした「娯楽・趣味」があるそう。

「カラオケと旅行です。
カラオケは、もっとローコストな娯楽に変えることにした。旅行は、物価高で、宿泊代、食事代、レジャー費が上がったのでとてもじゃないが行けない」

物価高で、趣味まで圧迫されている厳しさがうかがえます。

■手に取っても棚に戻してしまう……
また最近は、本当は食べたいのに、値段を見て泣く泣く棚に戻した切ない経験もあったそうで……。

「芳香剤やインテリア雑貨など、住環境を少しよくするような商品。以前はちょこちょこ買ってモチベーションアップに役立てていたが、今は単価が高くて、買おうと手に取っても棚に戻してしまいます」

いろいろなことを我慢しなければいけない状況の中、女性は「食費、最低限の化粧品、子どもの娯楽費」だけは削りたくないといいます。

「食費などを抑えて、『生活水準が落ちた』と感じて、家族のストレスになるようなものは削りたくない」

節約などで家計のやりくりをしながらも、我慢をし過ぎるとストレスがたまりやすいのも事実。そのバランスを考えることが、物価高を乗り越えるのに大切なことかもしれません。

<調査概要>
物価高で我慢していることに関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2026年2月5~6日
調査対象:全国10~70代の250人(男性:77人、女性:168人、回答しない:4人、その他:1人)

※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。
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