2026年3月5日から募集開始した個人向け国債・固定5年(第180回債)の金利は「1.58%」です。今回は、個人向け国債・固定5年を100万円購入した場合、半年後に受け取る利息はいくらになるのか解説します。


■個人向け国債・固定5年を「金利1.58%」で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?
個人向け国債・固定5年(金利1.58%/年)を100万円購入した場合の6カ月後の利息を計算してみましょう。

【半年後にもらえる利息】
・100万円×1.58%×1/2(半年間であるため)=7900円

実際は、受け取った利息から、税率20.315%分の「1604円」が差し引かれます。税率の内訳は、「所得税および復興特別所得税15.315%と住民税5%」です。

そのため、個人向け国債・固定5年を100万円購入すると、半年後にもらえる税引き後の利息は「7900円-1604円=6296円」となります。

参照:固定5年「第180回債」 財務省

■投資初心者こそ注目したい、個人向け国債「固定5年」の3つの特長
「大きなリスクは避けたい」という方にとって、日本政府が発行する個人向け国債は、最初の一歩にふさわしい商品です。その注目すべき特長を見てみましょう。

▼特長1:圧倒的な「安全性」と「始めやすさ」国が元本と利息の支払いを保証しているため、元本割れのリスクが低いのが特徴です。低金利な時代でも「年0.05%」が保証されているのは安心です。

また、1万円という少額から購入できるため、まとまった資金がなくても無理なくスタートできます。

▼特長2:1万円単位で中途換金(解約)が可能満期まで5年間ありますので、「その間お金を引き出せないのでは?」と思う方がいるかもしれませんが、心配不要です。

個人向け国債は、購入から1年が経過すれば、1万円単位で中途換金(解約)が可能だからです。ただし、中途換金の際は、「直前2回分の各利子(税引き前)相当額×0.79685」が差し引かれますが、元本そのものが削られることはありません。


また、中途換金を申請してお金を受け取るまでの期間も、約3営業日とスムーズです。急な出費の対応も焦ることはないでしょう。

なお、災害救助法の適用対象となった大規模な自然災害により被害を受けられた場合、または保有者本人が亡くなられた場合は、「中途換金の特例」に該当するため、1年を待たずに換金できます。

参照:個人向け国債の中途換金についてのよくある質問 財務省

▼特長3:「将来使うことが決まっているお金」を守るための置き場所金利が固定されるタイプは「5年」と「3年」があります。どちらも「将来使うことが決まっているお金」を、減らさずに守り抜きたい場合に適しています。

例えば、数年後の海外旅行や車の買い替え費用などに「3年」。自宅のリフォーム費用や、お子さまの進学準備金などには「5年」など、さまざまなライフイベントの予定にあわせて、使い分けをしましょう。

ただし、固定タイプは、国債の発行時の金利が満期まで適用されており、2026年3月募集分では、固定5年が1.58%、固定3年が1.34%となっております。特に期間を気にしないのであれば、高い方を選ぶとよいでしょう。

個人向け国債は、全国約880カ所の金融機関(銀行、証券会社、郵便局など)で購入可能です(2026年2月時点)。具体的な取扱機関を知りたい方は、財務省のホームページをチェックしましょう。

■まとめ
個人向け国債(固定5年)には、「日本政府による元本保証」「1万円という少額から購入可能」「満期まで変わらない確定利回り」という、初心者の方にうれしい3つの特長があります。


3月は、新年度に向け、家計の見直し、資産管理状況の確認などを行う区切りのいいタイミングです。将来のライフイベントにあわせて、お金を振り分ける際は、「固定5年」も候補に挙げてみてはいかがでしょうか。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
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