■現役時代とライフスタイルが変えられない
現役時代とセカンドライフでは、使えるお金、つまり収入が大きく変わることがほとんどです。
そのため、現役時代と同じようなお金の使い方を続けていると、生活費が足りなくなってしまう可能性があります。
「今まで通りの生活ができる」と思い込んでしまうと、物価高の影響を強く受けてしまいます。現役時代と同じようにお金が使えないという現実から目を背けてはいけません。
■周りに流されてお金を使ってしまう
友人から旅行に誘われたから一緒に行く、知人から飲み会に誘われたから断れず参加する……。
周囲から声をかけてもらえるのはうれしいことですし、一緒に楽しい時間を過ごしたいと思うものです。
しかし、使えるお金には限りがあります。周囲に流されて支出を増やしてしまうと、いざというときに必要なお金が不足してしまう可能性があります。
優柔不断なまま流されてしまうことも、老後破産につながる要因の1つです。仲間と楽しい時間を過ごしたいなら、自分が主導してリーズナブルな集まりを企画するなど、工夫することも大切でしょう。
■老後破産をしないためには生活費の見直しが必要
物価高の時代に老後破産を防ぐためには、毎月の生活費としていくら使えるのかを把握することが重要です。
食費、住まいにかかる費用、水道光熱費、交際費など、毎月どの程度の支出が必要なのかを確認してみましょう。支出が多い場合は、見直せる部分がないかを探してみることが大切です。
無駄な支出が見当たらない場合は、固定費を減らす方法を検討することも必要です。
例えば、スマートフォンを格安SIMに変更する、利用していないスポーツクラブを解約する、あまり使っていないサブスクリプションサービスを見直す、といった方法があります。また、食費では底値で購入することを意識したり、外食を控えたりすることも1つの対策です。
保険料を支払っている場合は、保障内容が大き過ぎないかを確認し、必要に応じて減額や解約を検討することも考えてよいでしょう。
■予算の範囲でお金を使う意識を持つ
お金を何に使いたいのかは人それぞれです。とはいえ、感情のままに使うのではなく、あらかじめ決めた予算の範囲で楽しむことが大切です。
物価高の時代だからこそ、支出を見直し、自分にとって本当に必要なお金の使い方を考えることが、老後破産を防ぐことにつながります。
文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)
金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。
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