アメリカのパントン社は、毎年9月に次の春夏シーズンのトレンドカラー情報を発表しています。今回は、2025年9月に発表された「2026春夏トレンドカラー」から8種類の配色を作り、「2026春夏トレンドカラーあなたの好きな配色は?」というアンケート調査を行いました。
(有効回答数:59件、集計期間:2025年10月28日~2026年3月3日)

今回は、上位に選ばれた配色を使ったおすすめのコーディネート例をご紹介! ぜひ春夏の装いの参考にしてみてくださいね。

■透明感のあるクリアカラーが人気!
アンケートの回答から得られた人気の配色は次のとおり。
【2026年春夏】ベーシック×クリアカラーが人気! 上位3位の配色でつくる「トレンドコーデ」4選
2026春夏トレンドカラー配色ランキング

第1位は、マリーナ(澄んだブルー)×コーヒービーン(ダークブラウン)×ホワイトオニキス(オフホワイト)のモダンシティルック(30.5%)。都会的で洗練された印象の配色が人気を集めました。

第2位は、ペールバナナ(淡いイエロー)×シェールグリーン(くすんだグリーン)×ホワイトオニキス(オフホワイト)のソフトスプリング(25.4%)。淡いトーンで春らしさを演出した配色も人気です。

第3位は、ピンク系を取り入れた2つの配色がランクインしました。

バーニッシュトライラック(くすみライラック)×ダスティローズ(落ち着いたローズ)×セージグリーン(ソフトグリーン)のエフォートレスロマンティック(13.6%)は、ニュアンスカラーを組み合わせた大人フェミニンな配色。

ティックルドピンク(ピンク)×ダッチキャナル(ライトブルー)×アンゴラ(ベージュ)のプレイフルポップ(13.6%)は、デイリーや休日のお出掛けにおすすめしたい遊び心のある配色です。

くすみカラーも根強い人気がありますが、今シーズンは透明感のあるクリアカラーの人気が目を引きます。このアンケート結果を踏まえて、おすすめのカラーコーディネートを見ていきましょう。

■ホワイト×ブルーを基調にブラウン小物をプラス
【2026年春夏】ベーシック×クリアカラーが人気! 上位3位の配色でつくる「トレンドコーデ」4選
出典:WEAR

ホワイトとブルーの組み合わせは、王道の清潔感と知性を感じさせる配色。
寒色系をベースに、補色に近い暖色系のブラウンを小物で差した、非常にバランスのいい大人カジュアルです。ブラウンは黒よりも優しくなじみ、全体に奥行きと大人っぽさが加わります。

この写真は、トップスの白ニットで軽さを出しつつ、ブラウンの小物で重心を安定させる構成。このように視線を上下に誘導する配色は、高身長の人のよさを生かしつつ、スタイルをよりよく見せる効果があります。春のお出掛けにぴったりの、優雅さとアクティブさが共存したカラーコーディネートです。

■ブルー×ホワイト×ブラックにブラウンのニュアンスをプラス
【2026年春夏】ベーシック×クリアカラーが人気! 上位3位の配色でつくる「トレンドコーデ」4選
出典:WEAR

ブルー×ホワイト×ブラックの3色を軸にしたマニッシュで清潔感のある配色に、ブラウンのジャケットをプラス。モノトーンとブルーの世界観に少しの温かみとこなれ感が生まれます。

この写真は、ブルーのストライプシャツとホワイトパンツの清涼感のあるコーディネートに、ベスト、キャップ、ローファーを黒で統一することで、全体を引き締めています。クリーンなブルーをモノトーンのコントラストで際立たせ、ブラウンのジャケットでニュアンスをプラス。アイテム自体はカジュアルですが、配色によって大人っぽく、落ち着いた雰囲気を演出できます。

■グリーンを主役にした大人の春配色
【2026年春夏】ベーシック×クリアカラーが人気! 上位3位の配色でつくる「トレンドコーデ」4選
出典:WEAR

グリーンの華やかさをホワイト~ベージュ~ブラウンのグラデーションで包み込んだ、甘すぎずカジュアルすぎない大人のための春配色。春色を着たいけれど子どもっぽくなりたくないというときに、非常に参考になる上品なカラーコーディネートです。


この写真は、ベージュのニットに白のマウンテンパーカーを重ね、繊細なリバーレース素材のスカートを主役にしたコーディネート。スカートのグリーンは春の芽吹きを感じさせる爽やかさと華やかさを演出し、全体の中で最も彩度が高く、視線を引き付けるポイントになっています。バッグやシューズには黒を使わず、こっくりとしたブラウンを選んでいるのが非常に巧み。グリーンとブラウンはアースカラー同士で相性がよく、ナチュラルでありながら気品のある印象を与えます。

■ピンク×ベージュの柔らか配色にシルバーをプラス
【2026年春夏】ベーシック×クリアカラーが人気! 上位3位の配色でつくる「トレンドコーデ」4選
出典:WEAR

甘いピンクをドライなベージュで中和し、近未来的なシルバーでエッジを効かせた、旬な大人ストリート配色。春の柔らかさにモードな強さを掛け合わせた、甘辛バランスが絶妙な配色です。

この写真は、肌なじみのいいピーチピンクのカットソーを主役に、膨らみのあるバルーンシルエットのベージュチノパンツを合わせ、全体をワントーンのような柔らかいグラデーションにまとめています。ここで白や黒ではなく、メタリックなシルバーのスニーカーを選んでいるのが最大のポイント。

ピンクとベージュの優しくほっこりしがちな配色に、シルバーの冷たさと光沢が加わることで、一気に都会的でスポーティーな今っぽさが生まれます。

パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー2026に「クラウドダンサー(白)」が選ばれたように、白を取り入れたコーディネートは、2026春夏のトレンド感を演出するポイントとなりそうです。今回ご紹介した白の取り入れ方を参考にしてみてください。

また、日本流行色協会が2026年の色に「ハートフェルトピンク」を選んだことで、ピンク系の人気も上昇中。
お気に入りのピンクのアイテムを見つけたら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

▼松本 英恵プロフィールカラーコンサルタント歴20年。パーソナルカラー、カラーマーケティング、色彩心理、カラーセラピー、ラッキーカラー(色占い)などの知見を活用し、カラー監修を行う。執筆、メディア出演、講演、企業研修の講師など幅広く活動。近著に『人を動かす「色」の科学』。
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