物価の高騰が進み、しかもなかなか賃金も上がらないため、日々の生活が苦しいと感じている人も多いのではないでしょうか。

All About編集部が全国10~60代の250人を対象に実施した「月々の出費と内訳」に関するアンケートから、リアルな生活収支の実態を紹介します。
自分の収支状況・内訳と照らし合わせるなど、生活の参考にしてみてください。

■仕事と育児の両立に悩む
今回は、岩手県に住む35歳女性の生活実態です。

まず、現在の家計について思うところ、考えていることを聞きました。

「2歳児の子育てをしながらフルタイムで勤務。そのため、交際費もほぼゼロという状態です。保育園は3歳から無償になりますが、0歳から無償化してほしい。あるいは、保育料が課せられるのなら、とにかく給料を増やしてもらいたい。

そして、仕事を辞めることができないので、子どもが3歳まで育休がとれるようにしてほしいです。復職後も、子どもが小学校になるまでの間、時短勤務も制度としてありますが、その分所得が減るため利用を控えてしまいます」

仕事と育児の両立に悩む切実な思いが、垣間見えます。

さらに「ハローワークで仕事を探したりもしますが、大卒にもかかわらず基本給16万~18万円が多く転職しても意味がない状況です。企業も苦しいのは分かりますが、16万円で人が健康的・文化的な暮らしができると思えません。物価もどんどん上がるので、とても悲しいですが第2子は諦めました」と、物価高が家計に大きな影響を与えていることもうかがえます。


■「メイクも清潔感だけ大事にして最低限です」
【岩手県在住35歳女性世帯、収入状況と1カ月の主な出費内訳】
・家族構成:既婚(子あり)
・雇用形態:パート・アルバイト
・職業:学童保育の支援員
・世帯年収:500万円
・貯蓄額:200万円
・家賃(住宅ローン):8万円
・間取り:一軒家
・食費:4万円
・交際費:0円
・電気代:9000円
・ガス代:8000円
・水道代:6000円
・通信費:1万8000円
・車の維持費:1万5000円(会社が負担)
・毎月貯蓄に回している額:2万円

生活のやりくりのポイントは「節約とは言えませんが、とにかく自分のものは後回しにして出費を抑えています。メイクも清潔感だけ大事にして最低限です。仕事の日はお弁当必須で、飲み物も水筒か職場でお茶を入れて済ませています」と教えてくれました。

今後については、「子どもが大学に行けるように、とにかく貯蓄をしています。お金のせいで将来を諦めてほしくないです。また、奨学金も本人の負担になるので、学費に関しては親の責任の範囲内と思って準備したいと思います」と回答しました。

<調査概要>
月々の出費と内訳に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年2月12日
調査対象:全国10~60代の250人(男性:77人、女性:168人、回答しない:4人、その他:1人)

※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。
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