夫婦は、気が合っているときは「最大の味方」になり得ますが、合わなくなってしまうと「最大の敵」になってしまうこともあります。

支え合える夫婦でいられるのには、必ず理由があります。
それは何でしょうか?

■支え合える夫婦の特徴1:フェアでいることを心がけている
「支え合える関係が理想的だ」と思っているつもりでも、実際には「相手に支えてもらうこと」ばかり求める人は少なくありません。

実は、互いに「与え合う」関係でないと、支え合うことはできません。与えてもらうことを求めるだけでなく、自分自身も“与える姿勢”を見せることは大切です。

どちらか一方、もしくは双方が「自分の方が楽(得)したい」「相手の時間と労力を搾取しても構わない」と考えている場合は、与え合うよりも、奪い合う関係になってしまうことは多いものです。

例えば、夫婦関係で最も仲が悪くなるのが、「家事をまったくやらない夫(妻)」問題。共働きであっても、夫(妻)が「自分の方が稼いでいる」という態度をとってやらせてばかりいると、相手は長年の不満がたまり、熟年離婚になってしまうケースは少なくありません。

たとえ相手が専業主婦(主夫)でメインで家事をやっているのだとしても、年を重ねれば重ねるほど、家事をやるのは体力的に大変になってきます。

そんな状況でも知らんぷりをして、一方的に妻(夫)にやらせていると、相手は不公平感を覚えることも多いでしょう。

“金銭を生まない労働”にも価値があります。でも、その価値が見える相手かどうかでも、「フェアの感覚」は違ってくるので、きちんと話し合って、不公平感のないようにした方がいいでしょう。

■支え合える夫婦の特徴2:コミュニケーションをきちんととっている
関係のすれ違いは、「コミュニケーション不足」から起こることが多いもの。些細なことでも、自分の思いをきちんと伝え、相手の話をよく聞くことは大事なことです。


さらに、支え合っている夫婦は、「ありがとう」「助かったよ」など、感謝の気持ちをきちんと伝えるようにしています。実は、「感謝の言葉が多い夫婦ほど、関係満足度が高い」と言われているのです。

相手の気持ちに対して、「大したことない」と軽く扱わないことも大切。自分にとってはどうでもいいことでも、相手にとっては重要なことだと感じる場合もあります。

「あなたは、そう思ったんだね」と受け止める姿勢を持つことは大事。いいコミュニケーションをとるためには、「相手の立場に立って、物事を考えられる能力=思いやり」を高めていく必要があるのです。

要注意なのは、「意見が合わない」とき。人は感情的になると、相手の意見ではなく「相手そのもの」を否定してしまうこともあります。相手に負けたくなくて、つい相手の「人格否定」をしてしまうのです。

それは絶対にご法度! 建設的な話し合いができなくなってしまうし、それがきっかけで信頼関係を壊してしまい、支え合えなくなってしまうこともありますしね。

特に問題が起こったときは、「なぜ、あなたはこうなの?」と責めるのではなく、「今後、どうしたら物事がうまく進むのか」という観点で話し合いをした方が、前向きな結論が出やすいもの。そのためにも、「夫VS妻」ではなく、「夫婦VS問題」という体制をとるようにしましょう。


■支え合える夫婦の特徴3:双方が精神的に自立している
支え合える関係でいるためには、「互いに精神的に自立した上で、相手が大変なときは支える」といった姿勢でいることがベストです。

依存気質の人は、相手に一方的に負担をかけてしまうもの。自分で自己を幸せにできない人は、自分の幸せのために相手を利用しようとしがちです。それでは関係が壊れてしまうでしょう。

それでいうと、「自分の機嫌は自分で取る」のも大切なこと。相手に八つ当たりをして、自分の不平や不満、ストレスを相手を使って処理しないようにしましょう。

■支え合える夫婦の特徴4:互いに「安心感」を与え合う
夫婦円満でいるためには、「安心感」を与え合うことは必要不可欠です。

例えば、「相手を痛めつけない(攻撃しない)」「うそをつかない」「どちらかが困ったときは味方になる」ことは重要。つまり、安心感を与えるためにも、日ごろから「信頼されるような言動をする」ことが大切。その積み重ねが、互いに「相手は自分を見捨てないし、裏切らない」ことを信じられるようになるのです。

「自分は相手から大切にしてもらっている」という思いが、「これからも相手を支えながら、夫婦関係を続けよう」という意思に変わることを、理解しておくといいでしょう。

■支え合える夫婦の特徴5:互いに「尊敬できる」ところがある
結婚して共に暮らしていると、恋のような熱情はなくなり、穏やかな関係へと変わっていきます。
そのとき、相手を「人として尊敬している」という気持ちがないと、このまま夫婦関係を続けていく意味を感じなくなってしまうこともあります。

そうならないためにも、互いにこの2つのことを日常的に心がけるといいでしょう。
・相手の役割や努力をきちんと認めてあげる。
・相手のいいところをきちんと理解し、褒めてあげる。
この2つができていると、互いに「配偶者は自分のよき理解者であり、味方である」と思えるので、支え合いたいと思うようになるでしょう。

■支え合える夫婦の特徴6:相手を自分のことのように考えられる
夫婦は、互いに「相手の幸せを考えられるかどうか」で、言動は大きく変わってきます。一緒に人生を歩む相手として、共に幸せになることを考えるのか、それとも、「相手は相手、自分は自分」と割り切ってしまうのか。

前者の夫婦は支え合いますが、後者の夫婦は相手の問題は「他人事」として知らんぷりをしてしまうこともあるかもしれません。

たまに「夫(妻)は、“血のつながっていない他人”だ」という言葉を聞きませんか?

どれだけ相性がいいのか、気が合うのかにもよりますが、夫婦によっては、「たとえ血はつながっていなくても、家族として愛し合う関係」もあれば、「“血のつながっていない他人”と思って割り切らないとやっていけない関係」もあります。

「家族として愛し合う関係」でいることは理想的ですが、後者の場合は、相手がしていることは「自分には関係ないこと」だと思うことで、自分の精神を守っていることも多いのです。

あまりに価値観、生き方が違う夫婦の場合、そのまま関係を維持し続けるのがいいかどうかは、ケースバイケース。できることなら、そこまで“溝の深い関係”になる前に、日ごろからよくコミュニケーションをとって、関係を修復していく方がいいでしょう。


■夫婦関係を続けながら、精神の成熟を目指す
ここまで「支え合える夫婦」について6つ紹介しました。結局、「支え合える関係」になるためには、互いにある程度、精神的に成熟しないと難しいところがあります。

ただ、完璧な人もいなければ、全てがうまくいく関係もないので、夫婦関係を続けながら、共に成長していくことが大切なのでしょうね。

結婚生活そのものが、“互いを磨く修行”と言えるのかもしれません。
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