この記事では、実際にiPhoneなどのスマートフォンを枕元に置いて寝ることが本当によくないのか、現在の研究や公的機関の見解をもとに整理していきます。
■スマホから出る「電磁波」とは?
電磁波とは、電界と磁界が相互に作用し合いながら、空間を伝わっていく波のことです。
電磁波は波長(波の長さ)によって呼び方や性質が異なります。波長が長いものは「電波」と呼ばれ、通信や放送に利用されています。それより短いものは「赤外線」「可視光線(目に見える光)」「紫外線」といった「光」として知られています。
私たちの身の回りにある光やスマホの電波も全て電磁波の1種です。
■iPhoneを枕元に置いて寝ると悪影響がある?
結論から言うと、悪影響はほとんどないと考えて問題ありません。私たちが私生活の中で、iPhoneの電磁波により何かしらの被害を受ける可能性は極めて低いです。
iPhoneをはじめとした携帯電話・スマートフォンなどから発生する電波について、総務省は電波防護指針(電波利用における安全基準)を設けており、人体に影響を与えない電波強度の基準値を「電波法」「電波法施行規則」「無線設備規則」によって定めています。
電磁波の影響を示す指標として、人体が電磁波を吸収する比率「比吸収率(SAR)」が用いられますが、iPhoneはこの制限に関する検査にきちんと合格しています(参照:Apple Regulatory Information)。
そのほかに一般財団法人 電気安全環境研究所 電磁界情報センター(JEIC)が公開している資料によれば、「携帯電話使用を原因とするいかなる健康影響も確立されていない」「電波ばく露の健康影響は電波防護指針で十分に担保されている」とのこと。
ただし、特定の状況下では注意が必要とされています。
例えば、医療機器への影響についてはAppleも言及しており、強い電波は心臓ペースメーカーなどの動作に干渉する恐れがあるため、デバイスを15cm以上離して使用することが推奨されています(参照:iPhoneの安全性に関する重要な情報 - Apple サポート (日本))。
■電磁波以外による睡眠への影響
枕元にiPhoneなどのスマホを置くことは、電磁波よりも生活習慣の面で悪影響が出る可能性があります。例えば、以下のような例は実際に起こり得る影響かと思いますので、気を付けたいところですね。
・寝る直前まで画面を見ることで、睡眠リズムが乱れやすくなる
・通知や振動で睡眠が中断される
・SNSやニュースをつい見続けてしまい、就寝時間が遅くなる
■どうしても気になる場合は距離を取ろう
電磁波について強く心配する必要はありませんが、就寝中にスマホが近くにあること自体がなんとなく気になってしまう人もいるかと思います。
実は筆者も枕元にiPhoneがあると気になるタイプなのですが、物理的に距離を置いたり、「おやすみモード」で通知をオフにするなど、気にならないための工夫をするのがおすすめです。
▼ばんかプロフィール月間50万PVを達成している「あなたのスイッチを押すブログ」を運営するブロガー。iPhone・Mac・Evernoteなど、ITサービスやガジェットの使い方を取り上げ、ビジネスやライフスタイルを楽しく便利にするヒントを紹介している。All About インターネットサービスガイド。
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