■4月にオススメの株主優待銘柄
株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入りやすくなる傾向にあります。早いうちに株主優待銘柄に注目することで、値上がり益が期待できるでしょう。
今回は、今のうちに買っておきたい4月の株主優待銘柄をご紹介します。

■今のうちに買っておきたい4月の優待銘柄その1:東和フードサービス<3329>
【業務内容】首都圏を中心にダッキーダックなどの外食店の展開
【単元株数】100株
【最低購入金額】21万3600円(2026年3月18日時点)
【権利確定月】4月末、10月末
【優待内容】優待食事券500円券
・100株以上:3枚(4月末)、2枚(10月末)
・200株以上:4枚(4月末)、3枚(10月末)
・400株以上:各7枚(4月末、10月末)
・800株以上:各14枚(4月末、10月末)
・2400株以上:各24枚(4月末、10月末)
・4000株以上:各36枚(4月末、10月末)

東和フードサービス<3329>の優待内容は、同社直営店で利用できる優待食事券です。同社の優待が使える店舗は、東京都内を中心に、椿屋珈琲グループ、ダッキーダックなどがあります。関東圏にお住まいの方にとっては、とても使い勝手のよい優待内容といえるでしょう。その魅力的な優待内容から、優待権利確定日に近づくほど投資家の注目を浴び、買いが入りやすい傾向にあるといえます。

では、同社株を今のうちに購入した場合、どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は同社株を2月末に購入し、4月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認できます。

▼検証結果
【2026年】今のうちに買っておきたい4月の優待銘柄
「東和フードサービス」の損益推移(出典:システムトレードの達人)

勝率:73.68%
勝ち数:14回
負け数:5回
引き分け数:2回

平均損益(円):12,939円
平均損益(率):6.47%

平均利益(円):23,784円
平均利益(率):11.89%

平均損失(円):-12,253円
平均損失(率):-6.13%

合計損益(円):271,715円
合計損益(率):135.86%

合計利益(円):332,979円
合計利益(率):166.49%

合計損失(円):-61,264円
合計損失(率):-30.63%

PF(プロフィット・ファクター):5.435
平均保持日数:51.48日

検証結果を見てみると勝率は73.68%、1トレード当たりの平均損益は6.47%です。勝率が高く、平均損益もプラスとなっていることから、良好な成績といえるでしょう。

■今のうちに買っておきたい4月の優待銘柄その2:トーエル<3361>
【業務内容】首都圏を中心にLPガス事業を展開し、飲料水事業も手掛ける
【単元株数】100株(優待を得るには最低500株必要)
【最低購入金額】47万6000円(2026年3月18日時点、500株)
【権利確定月】4月末、10月末
【優待内容】自社取扱商品(ピュアウォーターなど)
・500株以上1000株未満……1500円相当の自社取扱商品
・1000株以上……3000円相当の自社取扱商品

トーエル<3361>は、昭和38年の創業以来LPガスの供給を行ってきましたが、近年はその物流システムを活用し、飲料水「ピュアウォーター」の販売などを手掛けています。そんなトーエルの優待内容は、ピュアウォーターをはじめとする自社製品です。


飲料水は日常生活に欠かせないものなので、普段使いはもちろん、非常時用の備蓄水として常備しておけるため、使い勝手がよいといえるでしょう。その魅力的な優待内容から同社優待の人気は高く、優待権利確定日に近づくほど、投資家の注目を浴び、買いが入りやすい傾向にあります。

では、同社株を今のうちに購入した場合、どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は同社株を2月末に購入し、4月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。早くに購入し、「権利確定日前」に手仕舞いを行うことで、早めに購入した場合の値上がり益のパフォーマンスを確認できるでしょう。検証結果は、以下のとおりです。

▼検証結果
【2026年】今のうちに買っておきたい4月の優待銘柄
「トーエル」の損益推移(出典:システムトレードの達人)

勝率:89.47%
勝ち数:17回
負け数:2回
引き分け数:0回

平均損益(円):19,737円
平均損益(率):9.87%

平均利益(円):22,620円
平均利益(率):11.31%

平均損失(円):-4,763円
平均損失(率):-2.38%

合計損益(円):375,012円
合計損益(率):187.51%

合計利益(円):384,537円
合計利益(率):192.27%

合計損失(円):-9,525円
合計損失(率):-4.76%

PF(プロフィット・ファクター):40.371
平均保持日数:51.42日

検証結果を見てみると、勝率は89.47%、1トレード当たりの平均損益は9.87%です。勝率が高く、平均損益もプラスとなっていることから、株価の値上がりが期待できる銘柄といえるでしょう。

注目度の高い人気の優待銘柄は、権利確定日が近づくにつれて株価は上昇していく傾向にあります。権利確定日直前にあわてて購入し、高値づかみで不用意な損失を被らないように気を付けましょう。

4月は、一年の中でも優待権利が確定する銘柄が最も少ない月です。数が少ない分、優待狙いの買いが集まりやすく、今回ご紹介したような人気優待銘柄ほど株価が上昇しやすい傾向にあります。
早いうちに好優待銘柄に先回りすることで、お得に優待銘柄を獲得できるでしょう。

今回の検証はあくまでも過去の株価データを用いた検証であり、未来の結果を表してはいません。しかし、株の売買を行う際に、今回のように簡単な検証を行うことで、これから行おうとしている投資がどの程度のリターンを期待でき、どの程度のリスクがあるのか事前に把握できます。検証を行ってから投資すればきっと安心感が違うことでしょう。皆さんも投資する際には一度検証してくださいね。

※このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社および関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします

文:西村 剛(証券アナリスト、ファンドマネジャー)
国内運用会社にて中小型株式ファンドマネージャー兼アナリストを経て独立。個人投資家に分かりやすく株式投資を伝授すべく、講演や執筆を行う。『夕刊フジ』3年連続 株-1グランプリ グランドチャンピオン。
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