すでにサービスが導入されている6社(京王電鉄、京浜急行電鉄、西武鉄道、東急電鉄、東京都交通局、横浜高速鉄道)に加え、同日からは新たに5社(小田急電鉄、小田急箱根、相模鉄道、東京地下鉄、東武鉄道)でもタッチ決済が利用可能となります。
使い慣れたクレジットカード1枚で、鉄道会社をまたぐ場合も(11社局54路線729駅で)シームレスに改札を通過できる便利な時代に。その一方で、「いつでも誰でも使えるの?」「具体的なメリットは?」など、クレカのタッチ決済について疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。
最新のキャッシュレス決済事情に詳しい消費経済アナリストの渡辺広明さんに質問してみました。
■Q. 交通系ICと比べたメリット・デメリットとは?
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「3月25日から、東京メトロでもタッチ決済が始まりました。交通系ICカードと比較したメリット・デメリットを教えてください」
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■A. チャージから解放され、改札が閉まるストレスがありません
渡辺さん:最大の利点は「チャージからの解放」です。クレジットカードやデビットカードから直接引き落とされるため、残高不足で改札が閉まるストレスがありません。
また、専用の交通系ICカードを新規発行・保持する手間が不要で、普段の買い物と同じカードやスマホでそのまま乗車できます。さらに、カード会社独自の高いポイント還元や、期間限定のキャッシュバックキャンペーンの恩恵を受けやすい点も、利用者にとって大きな魅力です。
一方で現時点では「定期券」機能を持っていないことから、通勤や通学で毎日同じ区間を利用する層にとっては、従来の交通系ICの定期券を利用するよりも割高になってしまう点に注意が必要です。
加えて、一部の鉄道会社が設定している独自の乗り継ぎ割引が適用されないケースがある点にも留意しなくてはなりません。
■早さと利便性ならスマホのタッチ決済
キャッシュレス決済比率はすでに4割超(2025年3月、経済産業省調べ)と、ますます身近な決済手段になってきました。なかでも利便性の高さでは、スマホによるタッチ決済は「スマホを読取端末にかざすだけで支払いが完了するため、操作がシンプルで煩わしい手順がないことが特長」(渡辺さん)とのこと。
・レジの回転を妨げず混雑に強い→支払いに必要な動作が少ないため、混雑時でも焦らない
・スマホをかざすだけ、片手で支払い完了→荷物が多い買い物時もスムーズ
・通信が不安定でも使いやすい→決済時に通信が不要。スマホの電波を気にせず使える
・設定が簡単→クレカをスマホに登録するだけ。複雑な操作はなし
・残高不足でもたつかない→チャージ切れや現金不足の心配なし
・カードポイントも貯まる→支払いのラクさとお得さを同時に得られる
・非接触で衛生面も安心→店舗の端末に触れる必要なし
渡辺 広明(わたなべ・ひろあき)プロフィール
消費経済アナリスト。コンビニ店長をキャリアのスタートにバイヤーやメーカーのマーケターとして780品以上の商品開発に携わった経験から、消費者目線の現場とデータを掛け算し分かりやすいニュース解説など報道からバラエティまで幅広くメディアで活動中。
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