2026年4月は年度の切り替わりということもあり、食品や日用品を中心に、暮らしに関わるさまざまな分野で値上げが予定されています。
今回は、4月以降に値上げが見込まれる主な項目を整理しながら、ガソリン価格の動きも踏まえ、家計への影響と今できる備えについて考えてみましょう。
■中東情勢の緊迫化とガソリン価格の動き
現在、ガソリン価格が上昇している背景には、中東情勢の緊迫化があります。日本は輸入原油の約9割を中東に依存しているため、この地域の不安定な動きは、国内の燃料価格にダイレクトに影響があらわれました。
2026年に入ってからのレギュラーガソリン全国平均価格は、154.7円(1月19日時点)から161.8円(3月9日時点)へと、短期間で約7円も上昇しています。こうした急激な動きを受けて、SNSやニュースでは「さらに価格が跳ね上がるのではないか」という不安の声が聞かれました。
一方、政府は2026年3月19日から「イラン情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」を実施するとしており、ガソリンの全国平均価格を170円程度に抑える方針を示しています。これにより、急激な価格上昇は一定程度抑制される見込みです。
参照:燃料油価格定額引下げ措置 経済産業省 資源エネルギー庁
■2026年4月からの「値上げラッシュ」
ガソリン代の動きも気になるところですが、4月からは食品や日用品を中心に、値上げが予定されています。
帝国データバンクの調査によると、2026年1~4月の値上げ品目は累計3593品目にのぼり、そのうち約6割にあたる2278品目が4月に集中しています。
内訳を見ると、調味料が最も多く、次いで加工食品、酒類・飲料と続きます。対象となる品目も、冷凍食品やパックご飯、マヨネーズなどの卵加工品、焼酎をはじめとする酒類など、幅広い分野に及んでいます。
なお、値上げ品目数自体は前年より約4割減少しており、大規模な値上げラッシュは落ち着きつつあります。ただし、月ごとに一定数の値上げは続いており、2026年も値上げが常態化する傾向が見られます。平均の値上げ率は約14%と、前年と同程度の水準です。
中でも、食卓や日常生活に影響が大きい主な項目は以下の通りです。
【食用油】
日清オイリオでは加工用の食用油を7~14%、昭和産業の油脂製品は15%以上の値上げが予定されています。原材料費や物流費の上昇により、家庭用・業務用ともに価格が引き上げられます。
【調味料】
マヨネーズのキユーピーでは、家庭用の調味料(マヨネーズ類、ドレッシング類、パン用スプレッドなど)について約4~18%の値上げが見込まれています。卵や食用油の価格上昇が背景にあり、日常的に使う分、家計への影響が出やすい分野です。
【即席麺】
日清食品では、カップヌードルやチキンラーメンなどの即席袋麺や即席カップ麺など約5~11%の値上げが予定されています。
【お酒・飲料】
サントリーでは、ウイスキーや焼酎、輸入ワインなども、原材料費や輸送コストの上昇を受けて値上げが予定されています。
【日用品】
エリエールのティッシュやキッチンペーパーなどは、10%以上の値上げが見込まれています。消耗品であるため、影響を受けやすい分野といえます。
全体として値上げのペースは昨年よりやや落ち着いているものの、4月の平均値上げ率は約15%と依然として高い水準です。これは、原材料費に加え、人件費や物流費の上昇を企業が吸収しきれず、価格に反映せざるを得ない状況が続いているためです。
このように、生活に欠かせない品目の値上げが重なることで、家計への負担はじわじわと広がっていく可能性があります。
参照:株式会社 帝国データバンク[TDB]
■物価高に備えるためのポイント2つ
今後の家計管理では、ガソリン代のような一時的な値上がりだけでなく、食品や日用品など「複数の支出が同時に増える」点に注意が必要です。
ガソリン価格は政府の補助により、当面は一定水準に抑えられる見込みですが、4月以降の食品や日用品の値上げは、家計に継続的な負担として影響してきます。こうした状況に備えるために、次の2つのポイントを意識してみましょう。
▼物価高に備える「賢いストック買い」のコツ調味料や紙製品など、日常的に使い保存がきくものは、値上げ前に購入しておくと効果的です。ただし、買い過ぎは保管の負担や無駄につながるため注意しましょう。
目安は「2~3カ月で使い切る量」。無理のない範囲で備えておくとよいです。また、「普段使っているもの」に絞ることもポイントです。価格だけで選ぶのではなく、確実に使うものを優先して準備しましょう。
▼物価高に備える「家計の優先順位」の付け方物価が上がる局面では、なんとなく続けている「ついで買い」を見直し、本当に必要なものにお金を使う意識が大切です。
まずは日々の支出を「必要なもの」と「そうでないもの」に分けて整理してみましょう。家計簿アプリやクレジットカードの明細を活用すると、支出の傾向が把握しやすくなります。毎月チェックして、不要な支出を減らすようにすると、変化の大きい環境でも家計を安定させることができます。
日々の支出を整えていくことが、結果として暮らしを守ることにつながるでしょう。
文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
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