「信用金庫」と聞くと、地域に根ざした温かいイメージがある一方で、自分にはあまりなじみがないと感じている方も多いのではないでしょうか。しかし最近では、ネット支店を設けて全国から誰でも利用できるケースが増えており、驚くほど魅力的な高金利キャンペーンを展開していることがあります。


一方、身近な金融機関として圧倒的な安心感を誇るのが「ゆうちょ銀行」です。全国津々浦々のネットワークが最大の武器ですが、貯金の金利は全体的に控えめな設定となっています。

今回は、手厚いキャンペーンを打ち出す「信用金庫」と、身近で安心感がある「ゆうちょ銀行」を比較。もし30万円を1年間預けたとき、受け取れる利息にどれほどの違いが出るのでしょうか。

■豊川信用金庫:新規限定「デビューNext定期預金」は好評につき4月30日まで期間延長!
豊川信用金庫のインターネット支店は、全国どこからでも口座開設が可能です。現在、新規顧客向けに以下のようなキャンペーンを実施しています。

▼デビューNext定期預金・キャンペーン期間:2025年12月1日~2026年4月30日。普通預金口座開設の申し込みは3月31日まで。募集金額が1年・3年もの合計で200億円に達すると取り扱い終了
・金利:年1.3%(2026年3月時点)
・預入期間:1年
・預入金額:10万円以上3000万円以下
・条件:初めて取引する方。インターネット支店の口座を開設している個人

デビューNext定期預金に30万円を1年間預けた場合の税引き後の利息は「約3108円」です。

当初は、2026年3月31日までが募集期間でしたが、好評のため4月30日まで募集が延期となりました。

参照:豊川信用金庫インターネット支店「定期預金」

■しずおか焼津信用金庫:4月よりさらに高金利なプレミアム定期預金2026(1年)が登場!
しずおか焼津信用金庫 しずしんインターネット支店も、全国どこからでも口座開設が可能です。
現在キャンペーン中の「プレミアム定期預金2025Ⅱ(1年)」は2026年3月31日までで募集が終了します。4月1日からは、新たに「プレミアム定期預金2026(1年)」の募集がはじまります。

▼プレミアム定期預金2026(1年)・キャンペーン期間:2026年4月1日(水)~2027年3月31日(水)
・金利:年1.15%(2026年4月時点)
・預入期間:1年
・預入金額:10万円以上
・条件:インターネット支店の口座を開設している個人

プレミアム定期預金2026(1年)に30万円を1年間預けた場合の税引き後の利息は「約2750円」です。

なお、取扱期間中であっても、募集額に達したとき、または市場環境などにより取扱を終了することがあります。

参照:しずしんインターネット支店「定期預金」

■ゆうちょ銀行:定期貯金は2026年2月より金利アップ
ゆうちょ銀行の定期貯金(1年)の金利は、2026年2月より引き上げられました。

▼定期貯金・金利:年0.4%(2026年3月時点)
・預入期間:1年
・預入金額:1000円以上

定期貯金に30万円を1年間預けた場合の税引き後の利息は「約957円」です。

参照:金利一覧 ゆうちょ銀行

■物価高の波に負けない「賢い預け先」の選び方
今回の比較では、30万円を1年間預けた場合の利息差は最大で約2100円となりました。小さな差に見えますが、積み重ねることで無視できない金額になります。

ゆうちょ銀行は安心感と利便性が強みですが、より高い金利を求めるなら、信用金庫のキャンペーンも選択肢に入ります。当面使う予定のない資金をどこに預けるかを見直すことが、物価高の中で家計を守る1つの工夫といえるでしょう。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。
3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
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