急な失職や収入減など、不測の事態に備えておく「生活防衛資金」。一般的には毎月の生活費の3~6カ月分、余裕を持つなら6~12カ月分ほど準備するのが目安とされています。
単身世帯なら約50万~200万円、二人以上の世帯なら約90万~350万円ほどになる、このまとまったお金。

「普通預金に置きっぱなしではもったいない……」と感じる方も多いのではないでしょうか。

生活防衛資金の預け先は、いざというときに「すぐに引き出せること」と「元本が保証されていること」が条件です。今回は、その条件を満たしつつ、効率よく預けられる選択肢をご紹介します。

■生活防衛資金おすすめの預け先1:高金利の定期預金・普通預金
「定期預金」は、一定期間預ける約束をする代わりに普通預金より高い金利がつく商品です。一方、「いざというときに使いにくいのは困る」という方は、普通預金でも高金利な銀行を選びましょう。

▼SBJ銀行 新生活応援円定期預金キャンペーン2026SBJ銀行の「新生活応援円定期預金キャンペーン」は、新規顧客に限らず、誰でも利用できる太っ腹なキャンペーンです。2026年3月時点の、預け入れ期間と金利は次のとおりです。

・6カ月もの:年1.1%

・15カ月もの:年1.3%

・18カ月もの:年1.4%

・21カ月もの:年1.45%

なお、本キャンペーンは、6カ月ものの募集総額合計が500億円。15カ月、18カ月、21カ月ものの募集総額合計が1000億円に達し次第終了となるため、早めの検討がおすすめです。

参照:新生活応援円定期預金キャンペーン2026 個人のお客さま SBJ銀行

▼ゆうちょ銀行 定期貯金ゆうちょ銀行の定期預金は「定期貯金」といいます。1000円以上1000円単位で預け入れすることができます。
2026年3月時点の定期貯金の金利は次のとおりです。

・1カ月、3カ月、6カ月:年0.375%

・1年:年0.4%

・2年:年0.5%

・3年:年0.6%

・4年:年0.65%

・5年:年0.7%

預入期間が3年未満は「単利(元本にのみ利息がつく)」ですが、3年以上のものは「半年複利」で計算されます。半年ごとに利息が元本に組み込まれ、その「利息がついた元本」に対してまた利息がつくため、長く預けるほど雪だるま式に効率よく増えていくのがメリットです。

参照:金利一覧 ゆうちょ銀行

▼あおぞら銀行BANK口座 BANK普通預金「定期にするのは、やっぱり心理的な抵抗がある」という方にはこちら。あおぞら銀行であれば、2026年3月時点の普通預金は「年0.75%」もの金利が設定されています(100万円を超える部分は年0.5%)。

普通預金なら、必要なときにいつでも引き出せるため、生活防衛資金の預け先として理想的といえます。

参照:あおぞら銀行BANK

■生活防衛資金おすすめの預け先2:個人向け国債
個人向け国債には、半年ごとに利率が変わる変動金利型の「変動10年」と、発行時の利率が満期まで変わらない固定金利型の「固定5年」「固定3年」があります。どの国債も満期になったときの元本の返還、半年ごとの利息の支払いは国が責任を持って行います。

2026年3月時点の国債の金利は以下のとおりです。

・変動10:年1.4%

・固定5:年1.58%

・固定3:年1.34%

個人向け国債は、満期までの間にお金が必要になったら、購入後、1年を経過した時点からであれば、額面1万円単位から、一部または全部を換金する「中途換金」が可能です。その際、直近2回分の利息相当額(税引き後)だけは差し引かれます。

参照:個人向け国債窓口トップページ 財務省

■万が一の備え「生活防衛費」も安心な預け先でしっかり働いてもらおう!
生活防衛資金は、いざというときに「いつでも引き出せる状態」で確保しておくことが大前提です。
その安心感を保ちつつ、物価高やガソリン高が続く今だからこそ、大切なお金を眠らせずに「働いてもらう」視点も持ちましょう。

利便性重視ならあおぞら銀行、利息重視ならSBJ銀行や国債、身近さ重視ならゆうちょ銀行。自分の性格やライフスタイルに合った預け先を選びましょう。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
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