60代を迎え、これからの暮らしにいくらお金がかかるのか、不安や疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。隣の家はどのくらい使っているのか、自分の家計は世間と比べてどうなのか、リアルな数字が気になるところです。


本記事では、All Aboutマネー編集部が毎月実施している「家計のアンケート」の回答(2025年1月~2026年1月集計分)から、60代夫婦(※1)の「水道光熱費」に焦点を当てて集計しました。

平均値だけでなく、中央値(※2)や、最も回答が多かった金額帯(ボリュームゾーン)もあわせて紹介します。ご自身の家計と見比べる際の参考にしてみてください。

※1:アンケートにて、世帯構成に配偶者あり(子の有無は不問)と回答した60代の男女202名が対象
※2:データを小さい順(または大きい順)に並べたとき、ちょうど真ん中に位置する値で、極端な値に左右されない、より実態に近い数値

■60代夫婦の水道光熱費は月額いくら?
アンケートの結果、60代夫婦の「水道光熱費」の平均と中央値は以下の通りとなりました。

平均値:2万165円
中央値:2万円
※実態に近い数値を算出するため、5万円以上と回答した8名を除外しています

水道光熱費は、平均値・中央値ともに約2万円という結果になりました。他の固定費ほど個人差が生まれにくく、多くの60代夫婦にとって月2万円が1つの目安となりそうです。

■毎月の水道光熱費、最も回答が多かった金額帯は?
毎月の水道光熱費として、最も回答が多かった金額帯(ボリュームゾーン)は以下の通りです。

1万円未満:22人(10.9%)
1万円~2万円未満:66人(32.7%)
2万円~3万円未満:62人(30.7%)
3万円~4万円未満:34人(16.8%)
4万円以上:18人(9.0%)

最も多いのは「1万円~2万円未満(32.7%)」、次いで「2万円~3万円未満(30.7%)」となっており、全体の6割以上が1万円~3万円の範囲に収まっています。

■住環境と照らし合わせて、適度な節約を
今回のデータは、全国35都道府県の60代夫婦から寄せられたものです。住まいの地域は、首都圏(一都三県)が約32%と多く、次いで北海道、神奈川、大阪、愛知など、比較的都市圏の傾向が強く反映されています。

なお、水道光熱費は、住んでいる地域や季節に加え、戸建てかマンションかといった住環境によって大きく左右されます。

今回の回答者は、持ち家(戸建て)が51.5%と半数以上を占め、次いで持ち家マンション(17.3%)、賃貸マンション(16.8%)と続きます。
マンションに比べて戸建ては気密性や部屋数の違いから光熱費が高くなりやすい傾向にあります。

また、水道光熱費が月1万円以下の場合、今回の調査結果では低めの層に該当します。家計としては安心ですが、水道光熱費は日々の暮らしに直結する部分、無理な節約をしていないか注意が必要です。特に夏場のエアコン使用を控えることは、室内での熱中症リスクを高める可能性もあるでしょう。

まずはご自身の住環境と照らし合わせながら、月2万円を基準に平均的かどうかをチェックしてみてはいかがでしょうか。

【アンケート調査概要】
対象:All About読者
期間:2025年1月~2026年1月
調査方法:ネットによる任意回答
有効回答総数:1197(うち該当の60代:202)
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