10月3日(木)より放送・配信中のアニメ『きのこいぬ』。いよいよ12月19日(木)の放送で最終話を迎える。
その最終話のアフレコ現場をレポートする! キャストからはコメントもいただいたのでお届けする。

これまでアニメージュプラスでは、きのこいぬ役の小林大紀さんとほたる役の上村祐翔さんの対談、こまこ役の永瀬アンナさんと矢良役の寺島拓篤さんの対談、プラム役の久野美咲さんとあんず役の日菜さんとつばき役の千本木彩花さんの鼎談をお届けしてきたが、皆さん必ず「現場の雰囲気がいい!」と、現場の楽しそうなエピソードが語られていた。
そんな現場を見てみたい! ということで、メインキャストが集まった最終話のアフレコ現場に潜入した。

>>>最終アフレコでの記念撮影や場面カットを見る(写真10点)

◆『きのこいぬ』最終話アフレコ現場レポート◆
この日集まったのは、小林大紀さん、上村祐翔さん、永瀬アンナさん、寺島拓篤さん、久野美咲さん、日菜さん、千本木彩花さん、あゆみ役の羽多野渉さんの8名。
全員集合したところでサプライズ! 原作者・蒼星きまま先生から、演じるキャラクターとメッセージが描かれた色紙が全員にプレゼントされた。あちこちで歓声が上がり、キャストのテンションもあがったところでアフレコスタート!

まずはAパートと呼ばれる前半を通しで。8名全員がブースに入り、4本のマイクで入れ代わり立ち代わりアフレコしていく。『きのこいぬ』の性格上、あまり激しい掛け合いはないので、人数は多いがマイクの場所取りもスムーズに行われる。画面に登場している時間が多いきのこいぬは、ずっと何かを言っているのでマイク前にいる時間も長い。ずっとしゃべっているきのこいぬ=小林さんがかわいい。

Aパートが終わったところで、演出陣からのディレクションが入り、各所撮り直していく。冗談っぽくツッコんだり笑いながらと、終始和やかな雰囲気。


またきのこいぬは、本筋の後ろで食べているときや動いているときの音などもあり、まとめて収録する。あまりのかわいさにスタッフからは笑いが起こっていた。

Aパートが終了し、しばし休憩。
休憩中も、ほとんどのキャストがそのままアフレコルームで談笑してる。ほんとに仲良く、のんびり、ではなくほんわかした雰囲気がスタジオを包んでいる。

Bパート開始。
矢良=寺島さんが喋るたびに笑いがおこるなか、監督が、寺島さんの解釈が素晴らしいと絶賛していた。

また貴重な場面にも立ち会うことができた。アフレコブースと演出陣とで意見が違うのだ。ちょっとしたニュアンスの違いなのだが、キャストの意見を聞き、演出陣の話し合いもアリ、今回は絵を調整し、キャストの意見を採用! キャストのガッツポーズが雰囲気を和ませてくれた。

全ての収録が終わると、全員で「お疲れ様でしたー!」と拍手が起こった。

最後にほたる=上村さんだけ番宣CMナレーションの収録。
上村さんだけなのに、全員アフレコブースに残って見守るなか、一発で終了! お疲れ様でした!

終了しても皆さんすぐに帰る方はおらず、談笑したり、小林さんが対談でおっしゃっていた、スタジオに用意されている「しいたけ茶」を飲んでいる方がいたりと、どこかほっこりした雰囲気。

今回、みなさんがおっしゃっていた「楽しい現場」が体感できた。最終話ということもあってか、ピリッとした緊張感ももちろんあるのだが、終始感じたのは柔らかい雰囲気。
「ちょこっと不思議ほんわかアニメーション」というキャッチフレーズの『きのこいぬ』という作品性が、そのまま現場にも影響してほんわか優しい雰囲気となっていたのではないだろうか。
もともと原作のファンでした、というキャストも多く、原作への理解がアニメ『きのこいぬ』という作品、その制作現場を「楽しい現場」に育てたように見えた。

(C)蒼星きまま・徳間書店/星鳩町きのこ研究所

そんなキャストのみなさんからコメントもいただいた。ぜひこちらをチェックしてから、最終話をご覧になってください。

◆キャストコメント◆
<小林大紀コメント>
きのこいぬ役の小林大紀です。いよいよ最終回!
このまま彼らの日常が続いていくように、収録も続いていくんじゃないかな? と思ってしまうくらい心地いい現場でした。
思い返すと、第一話のアフレコは苦難の連続だったように思います。なにしろ不思議生物「きのこいぬ」ですから。
一体どんな声で、どんな感情で、どんなタイミングで話すのか謎に包まれているので、監督たちと相談しながら、いろんなパターンのテイクを録って作っていきました。

役者や音響さんたちとのセッションを重ね、最終回を迎えて感じたことは、きのこいぬもほたると一緒に成長しているんだなぁということ。
ほたるのお家が賑やかになるにつれ、きのこいぬの感情も豊かになったように思います。
ぜひ、一話と比較して観ていただきたいですね!
残りあと一話ですが、最後まできのこいぬとほたるの物語をご覧いただけると幸いです。
一緒にほっこりしましょう。

<上村祐翔コメント>
ここまでTVアニメ『きのこいぬ』を応援していただきありがとうございます! ほたる役の上村祐翔です。
ほたるを演じるうえでのこだわりは「このお話でどこまで前向きになろうか」というものでした。ゆったりとした日常会話の中で、少しずつの変化を繊細に演じていけるように努めました。アフレコ現場の空気があたたかく、その温度を感じながら彼の再生の物語に関わることができて、とても誇らしかったです。
最終回の見どころは……正直、全部です。相棒のきのこいぬはもちろん、どのキャラクターも優しくて思いやりがあって大好きです!みんなの魅力が詰まった締めのお話になっていると思いますので、ぜひ見届けてください。最後までどうぞ、よろしくお願いします!

<永瀬アンナコメント>
こまこの声を担当しています、永瀬アンナです。
いよいよ最終回…!! きのこいぬとの出会いによって、ほたるや周りの大切な人にたくさんの ”気づき” と ”変化” がもたらされました。
こまこもその1人です。
こまこは鋭いツッコミが印象的ですよね。ですが、ごくたまにほたるにだけ見せる表情がすごく可愛らしくてキュンとするんです…!!
そんなシーンもぜひ注目していただけたらなぁと思います。
穏やかで、あたたかい時間がゆっくりと流れる物語。
不思議な生き物きのこいぬとの生活をぜひ最後までお見逃しなく。楽しみにしていてください!!

<寺島拓篤コメント>
矢良役の寺島拓篤です。
原作連載時からのファンでしてオーディションを受けさせていただけただけでも光栄だったんですが、まさか矢良くんの声が自分の声になるなんて、思ってもみませんでした。
かなり個性的な矢良くんですが、彼の内からにじみ出る思いが「変態的」にならないように気をつけるような演出をしていただき、良い塩梅を探るのが難しく、やりがいがありました。
大好きなきのこいぬが動いて、たくさんの人の目に触れる今に驚いています。とても素敵な癒しの時間を最後までお楽しみください!

<久野美咲コメント>
プラムを演じられて、ほんとにほんとに楽しかったです。台本にはプラムのセリフが書いていなくて、自由に演じさせていただきました。声の出し方、トーン、リズム、声にならない声……どのようにプラムの感情を表現すればいいのか、突き詰めれば突き詰めるほど果てしなくて。
いつもアフレコ現場で皆さんと掛け合いをしたり、スタッフさん方のディレクションのお陰で、プラムを楽しく演じることができました。こんなに笑いながらアフレコするのは初めてでした(笑)。
きのこいぬ、ほたる達を最後まで温かく見守っていただけたら嬉しいです。
デュフフ~(みんな~)
キシシシシシ~♪(さいごまでたのしんでね~♪)

<日菜コメント>
上原あんず役の日菜です!
今回あんずを演じさせていただいて、終始すごく楽しかったのですが、特につばき、プラムとの掛け合いの時はとても楽しかったです!
あんずの中学生らしさやお茶目な部分が家族の前ではたくさん出ているので、収録の際も本当の家族のように楽しみながら掛け合いできました!
ついに最終回ということで、ここまで応援してくださった皆様本当にありがとうございます!
最終回では、一人一人の気持ちや成長などが細かく書かれていて涙なしでは見れない回だと思いますので、最後まで応援よろしくお願いします!

<千本木彩花コメント>
上原つばき役の千本木彩花です。
あっという間に最終回になってしまいました…!!
最初の頃はつばきちゃんを演じ切れるのだろうかと
不安でしたが、プラムやあんずちゃんに助けてもらい
ながら最終回まで走りきることができました。
とても楽しくて、いやされたアフレコ期間でした!
ぜひ最後までよろしくおねがいいたします!!!

<羽多野渉コメント>
あゆみ役の羽多野渉です!
皆様応援ありがとうございます。
あっという間に、最終回直前ですね。
最後まで心ポカポカいやされてください!

(C)蒼星きまま・徳間書店/星鳩町きのこ研究所
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