実写ドラマ「TTFCオリジナル およげないん」(仮タイトル)の撮影が東映京都撮影所でスタートした。劇団「ヨーロッパ企画」の酒井善史がメイン監督・メイン脚本を務め、主演は「およげないん」のリーダー、おおさんしょううおに決定。

酒井善史とおおさんしょううおからはコメントが到着! 東映太秦映画村での撮影も予定されている。

>>>「TTFCオリジナル およげないん(仮)」大山などを見る(画像7点)

『およげないん』はSNSでの展開をメインとする新たな作品。
水の中でしあわせに暮らしていた「9匹」の生きものたちが、突然およぐことができなくなってしまった。
その9匹とは、おおさんしょううお、ふぐ、きんぎょ、めんだこ、かわうそ、くらげ、かい、わかめ、たいやき。
なぜおよげなくなってしまったのかは、誰にも分からない。
彼ら9匹、「およげないん」の中には、諦めきれずに水の中に戻ろうとする者もいれば、気持ちを切り替えて地上で楽しく生きてこうとする者もいる。
その個性豊かな9匹の地上での生活が、2024年12月4日(水)からSNSで配信されている。

「およげないん」は発表と同時に、東映特撮ファンクラブ(TTFC)で実写ドラマ化されることが報じられていた。今回はその続報。が公開された。

制作は数々の時代劇、人気ドラマ『科捜研の女』などを撮ってきた東映京都撮影所。
メイン監督・メイン脚本は、京都に本拠地を置く劇団「ヨーロッパ企画」の酒井善史が担当する。
舞台、テレビドラマ、映画などで俳優として活躍する一方で、脚本家・監督としても手腕を発揮する酒井が描く、「およげないん」の世界にご注目を。
酒井は「およげないけど、お仕事に一生懸命なおおさんしょううおの姿を、どうかお楽しみに!!」とコメントを寄せている。

そして主演は「およげないん」のリーダー、「おおさんしょううお」に決定。
おおさんしょううおは、京都の鴨川にも棲んでいるオオサンショウウオとも深く関わりを持つキャラクターで、本作で「故郷」へ堂々凱旋となる。

「およげないん」は、なぜかおよげなくなってしまった9匹の水の生きものたちの物語。各SNSで1コマ漫画、4コマ漫画が毎週月・火・水・金の午前9時から配信されている。

本作で主演を演じるおおさんしょうおは「およげないん」の中でも、他のメンバーから「陸上で見たことがある気がする」と言われ、おそらくトカゲと間違えられてリーダーとなった。真面目な性格なので、リーダーになったからにはまずは自分がおよげるようになって、みんなもおよげるようにしてあげようと日々がんばっている。

この実写版では、さらに何か不思議なことが起こり、おおさんしょううおは、「およげないん」の世界から、「人間」が住む世界の京都に飛び出してしまう。不思議と見た目も、人間に近い姿になっている。そして「大山(おおさん)」という名前ももらい、人間とともに生活している。
老舗旅館で従業員として働く大山と、客としてやってくる泉海(いずみ)を中心とした、京都を舞台に巻き起こるドタバタコメディー作品。
全10話の連続ドラマを予定しているとのことだ。

かつて東映は「不思議コメディーシリーズ」の中で、『ペットントン』などかわいらしいキャラをメインに据えた特撮TV番組を展開していた。
一方で東映と言えば『仮面ライダー』シリーズや『スーパー戦隊』シリーズで恐ろしい外見の怪人も生み出している。
ゆるキャラでは「メロン熊」のように、あえてカワイイ方向から外して成功しているキャラもいるため、実写「およげないん」がどういう方向の姿になるが未知数だったが、比較的絵柄そのままと言える立体化となったようだ。

もう一人の主演となる、泉海役の俳優、そして各話を彩るゲストは後日解禁されるとのこと。
おおさんしょううおも「まだ言えないけど、もう一人の主演の泉海(いずみ)ちゃんと一緒に、いっしょうけんめいがんばるので、おうえんしてください」とアピール。

また2024年12月20日(金)、24日(火)には、東映京都撮影所に隣接する東映太秦映画村のオープンセットで撮影を予定しているという。生の大山(おおさん)に会えるチャンス! 撮影は誰でも見学できるが、映画村への入村料が必要。撮影日程は変更になる場合あり、中止・変更などいかなる場合でも入村料の払い戻しはできないのでご理解の上、ご入村を。撮影について映画村へのお問い合わせはご遠慮いただきたい。
場合によっては大山(おおさん)の見てはいけない秘密が見えてしまうかもしれない。そのほか、ご覧いただいたものは口外せず、心の中にそっと閉まっておいてほしい。


実写ドラマ「TTFCオリジナル およげないん(仮)」は、東映特撮ファンクラブで2025年初春配信スタート。

(C)およげないん製作委員会
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