4月5日(土)より、ギャンブル漫画の金字塔「カイジ」シリーズ史上最大の展覧会『逆境回顧録 大カイジ展』が大阪南港ATCギャラリーにて開催される。
会場には初公開を含む原画やクラウドファンディングによって製作された等身大の「カイジ」「一条」「利根川」「大槻」が展示されるほか、数々の名シーンに入り込むことができるフォトスポットが用意される。
また、入場者はチンチロリンに挑戦することができ、出目によって「ペリカ」をもらうことができる。

>>>大阪在住者には僥倖っ……! 等身大フィギュアに圧倒的フォトスポットをみる(画像12点)

「カイジ」シリーズは、1996年から連載が始まった『賭博黙示録カイジ』に端を発する人気シリーズ。命を賭けた極限状態で行われるギャンブルがもたらす緊張感や、福本伸行作品特有の表現などが人気を博し、コミックスのシリーズ累計発行部数は3000万部を超えるギャンブル漫画の金字塔的作品。テレビアニメや実写映画などもそれぞれヒットを記録し、日本中で愛されている。

そんな「カイジ」シリーズをモチーフにし、東京や名古屋で大盛況ののちに幕を下ろした『逆境回顧録 大カイジ展』が大阪にてまもなく開催される。それに合わせ、追加情報を含めた展示情報などが発表された。さっそく見ていこう。

まずは<圧倒的フォトスポット>から。<鉄骨渡り><焼き土下座>など、「カイジ」を語ろうとすれば避けて通れない名シーンの数々が再現されたこのエリアでは、登場人物になりきった写真を撮ることができる。実際に鉄骨の上に乗ってみることで、その難易度や、後ろで泣き叫ぶ石田さんに思いを馳せてみよう。

さらに用意されたのは、クラウドファンディング達成により製作される実物大の帝愛裏カジノのパチンコ一発台<沼>。カイジを苦しめたあのパチンコ台の前に座ることで、その魔力を感じてみてはいかがだろうか。

他にも、限定じゃんけんの敗者に焼き印をつけて収容するエスポワール号内の別室<敗者の部屋>やカイジのロン牌を麻雀卓上に再現した<17歩>、<愛よりも剣><友情確認ゲーム>など、原作ファンも満足できる幅広いラインナップとなっている。

また、今回はクラウドファンディングによって製作された等身大の<カイジ><一条><利根川><大槻>も展示される。サイコロを片手に不敵な笑みを浮かべるハンチョウ<大槻>の姿など、ぜひ自身の目で確認してほしい。

ところで、ハンチョウ<大槻>と言えばその代名詞はチンチロであるが、実は展覧会内で入場者はチンチロに挑戦することができる。出目に応じて入場者はペリカを受け取ることができるため、地下労働施設に収容された際、ここで受け取ったペリカでキンキンに冷えた悪魔的ビールを購入することができるかもしれない。

いかがだっただろうか。いよいよ大阪への巡回が決定した史上最大規模の<大カイジ展>を、どうぞお見逃しなく。

(C)福本伸行/講談社
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