オールメディアプロジェクト ラブライブ!シリーズを題材とするカードゲーム「ラブライブ!シリーズ オフィシャルカードゲーム」がブシロードから登場。そのメディア向け先行体験会が2025年1月24日(金)に東京のブシロード本社で行われた。

『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の声優キャストである中須かすみ役・相良茉優と天王寺璃奈役・田中ちえ美も参加した。
アニメージュプラスもこれに参加してきたので、同カードゲームの基本ルールや魅力をご紹介しよう。

>>>カード展示パネルも! 「ラブライブ!シリーズ オフィシャルカードゲーム」の写真を見る(画像26点)

ラブライブ!シリーズは、学生でありながらアイドルとして活躍する少女たち「スクールアイドル」の奮闘と成長を描く作品群。スクールアイドルの全国大会「ラブライブ!」に出場することが1つのキーポイントになっている(※「あえて出場しない」物語もある)。
2010年『電撃G's magazine』(KADOKAWA アスキー・メディアワークス)の雑誌企画を皮切りに、音楽CD、漫画、小説、TVアニメ、アニメ映画、ゲーム、ライブ、ミュージカル、実写ドラマなどが展開されている。
シリーズの世界観設定は基本的には同じであるが、アニメやゲームといった媒体ごとに若干の差異がある。
なお第2作『ラブライブ!サンシャイン!!』は静岡県沼津市を舞台とし、地元にも好意的に受け入れられ、アニメ系地域おこしの成功例の1つとなっている。他作品の舞台もある程度明確になっており、たとえば『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』は石川県金沢市が舞台である。

「ラブライブ!シリーズ オフィシャルカードゲーム」は、ブシロードが展開する新作トレーディングカードゲーム。名前の通りのオフィシャルカードゲームとなる。
ブシロードでは複数の作品のキャラが共演するトレーディングカードゲーム「ヴァイスシュヴァルツ」でもラブライブ!シリーズのカードを展開しているが、今回はラブライブ!シリーズのみのカードとなる。
公式略称は「ラブカ」。


メディア向けの体験会は2025年1月24日(金)に東京のブシロード本社で行われた。
ブシロード代表取締役社長・木谷高明氏は「日本、そして世界のラブライブ! ファンの方に遊んでいただけるカードゲームに仕上がっております」とコメント。
また第1弾ブースターの初回出荷額の5%を能登半島地震の義援金として寄付することを明かした。これは前述の通り『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』が石川県金沢市を舞台としており、その縁から復興に役立てていただきたい、との思いからであるという。

開発担当者である金谷徹氏は「ラブライブ!シリーズのキャッチコピーは『みんなでかなえる物語』。我々もそこにセクトする形で、ラブカの方も『みんなでつくるカードゲーム』をキャッチコピーに掲げて展開しております」とアピール。カードのイラストやホロ加工なども楽しんでいただきたいと話した。

またゲストとして『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の声優キャストである相良茉優(中須かすみ役)と田中ちえ美(天王寺璃奈役)も参加。
相良は「新規のイラストが使われたカードだったり、私たち自身の写真を使ったカードもあったりと、ラブライブ!シリーズだけのカードゲームということで、私たちもとても楽しみでございます!」と特徴をアピール。
田中は「私自身も最近カードゲームにはまっていたので、このタイミングで、まさかラブライブ!シリーズからもカードゲームが出ると聞いた時はすごい嬉しかったです。遊ぶのも好きなんですけど、カードを集めてコレクター的な感じで楽しむのも好きなので、発売されたらいろんなメンバー・キャストのカードをそれぞれ集めて、スマホのケースとかに挟んだりしたいなって思ってます」と自身もリリースを楽しみにしていることを明かした。
さらに相良は「けっこう運要素もあったり、どうやってライブを重ねていくか戦略的な面白さもあります。
カードゲーム初心者の方でもわかりやすいルールとなっているので、ぜひラブカを楽しんでいただけたらと思います!」と締めくくっている。

ではここで簡単にルールを説明しよう。

「ラブライブ!シリーズ オフィシャルカードゲーム」のカードは大きく分けて3種類。
ライブ曲が描かれた横向きのライブカード(上段)、スクールアイドルが描かれたメンバーカード(中段)、アイドルをステージに登場させるためのエネルギーカード(下段)だ。

ラブカでは、ライブカードが示す条件をメンバーカードに描かれたハートマークの数で満たして成功させ、相手のライブカードに勝利するのが目的。
メンバーカードとライブカードは混ぜて、プレイマット右上にメインデッキとしてセットされる。

エネルギーカードは周囲が白くなっているのが特徴。エネルギーカードのみのエネルギーデッキがプレイマットの右下にセットされる。
体験会ではチケットのマークが記されたシンプルなデザインのものになっているが、製品ではメンバーのイラストや声優キャストの写真も登場予定。性能的には全種同じで、デザイン・絵柄による差や特殊効果はないとのこと。

メンバーカードは最大3枚までステージに出すことができる。ステージに出すためにはカード右上の数字の分だけエネルギーが必要で、そのために使ったエネルギーカードは横向きにして区別する。

イラストはリアル頭身のものとデフォルメ姿のものがあり、デフォルメ姿の方がエネルギーコストが低いものが多いが、リアル頭身で低コスト、デフォルメで高コストのカードも存在する。
体験会では使用しなかったが、登場時やライブ判定時に特殊効果を発生させることのできるカードも含まれている。

なお体験会では『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』、『ラブライブ!スーパースター!!』のメンバーカード・ライブカードに分けられていた。実際のゲームでは、違う作品、違うグループのメンバーも混ぜてデッキを組める。

ライブカードはラブライブ!シリーズの楽曲名と、ライブを成功させるための条件がハートマークと数字で示されている。各色のハートマークの数字を、メンバーカード左横のハートマークの合計で満たせた場合、ライブは成功となる。黒のハートはどの色でもOKだ。
両プレイヤーのライブが成功した場合は、ライブカード右上の音符マークのスコアで勝敗を決する。片方のみ成功した場合は無条件で勝ちとなる。
ライブに勝ったカードを、プレイマット左中段の「成功ライブカード置き場」に、メインデッキ60枚ルールの場合は3枚、30枚ルールの場合2枚置くことができたプレイヤーがゲームの勝利を得る。

なお成功・失敗判定の際、「みんなでかなえる物語」「みんなでつくるカードゲーム」を体現するルールとして、ラブライブレード(ペンライト)による応援が組み込まれている。これは、メンバーカード左上のブレードのマークの分だけメインデッキからカードをドローし、ドローしたカードに横向きハートのマークがあれば、そのハートを判定に加算できるというものだ。


ライブカードは成功・失敗、勝敗判定ごとに左中段の「成功ライブカード置き場」または右中段の「控え室」(失敗・負けの場合)に送るため、次のターンに持ち越すことはできない。
一方、メンバーカードはそのまま継続してステージに残る。手札のライブカードと、メンバーカードのハートの組み合わせをよく考えることが勝利のカギになってくる。

メンバーカードは交代も可能。その際、控え室に送るカードの右上の数字を場のエネルギーカードに加算できるため、より高コストのメンバーをステージに上げられる。
逆に今より低コストのメンバーに交代することも可能。この場合はエネルギーカードを横にする必要はない。
高コストのカードの方が一般的には「強い」。だがコスト11でハートはピンク1・黄1・緑2だが、ライブカードが要求するハートは紫、というような場合は、コスト4だが紫ハートを持つメンバーに交代する、というのも手だ。

プレイマットにも手順は書かれており、勝敗判定は簡単だが、ライブを成立させるための戦略が必要となる奥深さも秘めているゲームといえるだろう。

「ラブライブ!シリーズ オフィシャルカードゲーム」は、「スタートデッキ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」「スタートデッキラブライブ!スーパースター!!」「ブースターパック vol.1」が2025年2月1日(土)にイベント先行リリース。2025年2月8日(土)に一般リリースとなる。

また2月8日にはYoutubeでリリース記念特番も生配信される。
ラブライバーの皆さん、カードゲームという新たなステージで、彼女たちのライブを成功に導いてあげていただきたい!

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