漫画・アニメで人気の『クレヨンしんちゃん』のスピンオフ作品『野原ひろし 昼メシの流儀』がTVアニメ化決定。2025年10月からBS朝日で毎週金曜よる11時から放送予定だ。

作者・監督・声優コメントも到着。ひろし役は『クレヨンしんちゃん』本編と同じく森川智之が務める。

『クレヨンしんちゃん』は臼井儀人による漫画作品。嵐を呼ぶ幼稚園児・野原しんのすけの活躍を描く。1992年からTVアニメ化され、日本のみならず世界中で高い人気を持つ。
『野原ひろし 昼メシの流儀』は『クレヨンしんちゃん』の公式スピンオフとして、しんちゃんの父・野原ひろし(35)の昼メシにまつわる出来事を塚原洋一が描いたメシ漫画。『月刊まんがタウン』(双葉社刊)で2015年12月から連載をスタート、現在は『まんがクレヨンしんちゃん.com』で連載されている。

漫画は『クレヨンしんちゃん』シリーズでは描かれていない、サラリーマンとして家族のために働くひろしの束の間の息抜き=昼メシを、限られたお小遣いと時間の中でこだわりにこだわり抜く姿「昼メシの流儀」を描き、累計発行部数(紙/電子)は 80万部越え、さらに『まんがクレヨンしんちゃん.com』での累計PV数は、440万PV数(2024年度)を越え注目を集めている。
ひろしが旨いメシを食レポ的に食べるだけではなく、様々な料理のトリビアや作り方、さらにはサラリーマンならではの「後輩への奢りの悩み」「営業の合い間の時短メシ」「上司の愚痴」など働く人ならではのあるあるも詰まっていることから、20~30代の男女を中心に多くの共感を得ているという。また、原作ファンには嬉しい『クレヨンしんちゃん』ならではのギャグとシュールな笑いも盛り込まれ、「熱い」「辛い」「甘い」など料理ごとに見せる様々なひろしの「顔芸」も魅力の一つだ。
そんな、ひろしの顔芸はネットミーム化され、漫画の域を超えて、SNSでも話題になっている。アニメではそこも完全再現されているのだろうか!?

今回、同作がTVアニメ化されることについて漫画家・塚原洋一は「初めてアニメ化のお話をいただいた時は天にものぼる心地でした。
送られてきた脚本を読んで、『わかってもらえている』とさらに嬉しくなり、出来上がってきた映像を観てその素晴らしさに感激し、アフレコに立ち会わせていただき森川智之さんの声が入った時、天を超え、さらに銀河を超える心地でした」と、アニメ化、そしてクオリティの高さへの喜びの声を寄せている。

制作はアニメ『秘密結社 鷹の爪』などで知られるディー・エル・イーが担い、フラッシュアニメーションで制作される。監督は2022年10月から地上波&Amazonプライムで放送・配信されたアニメ『ヒューマンバグ大学-不死学部不幸学科-』の監督・キャラクターデザインを務め、TVアニメ『秘密結社 鷹の爪 ~ゴールデン・スペル~』(2020年)では総作画監督も担当した西山司。西山監督は「シナリオ会議、打ち合わせ、収録……僕を含め誰かのお腹が常に鳴っていました。そんな色々な人のお腹の音を糧に作られているアニメ『野原ひろし 昼メシの流儀』をよろしくお願いします!」と、同作ならではの裏話と共にメッセージを寄せている。

また、今作の主人公・野原ひろしの声を担当するのは『クレヨンしんちゃん』シリーズと同じく、大活躍の人気声優・森川智之。
森川は、ひろしだけのシーンがとても多かったと振り返り「セリフ量がハンパなく多いです。おかげでカロリー消費も多く、アフレコ画面の美味しそうな料理に、お腹の音がおさまらずNG連発。ホントに大変でした」と、本作ならでは!? のエピソードを明かしている。そしてこれから放送を楽しみにしている方へ向け「全国の野原ひろし&クレヨンしんちゃんファンのみなさん! お待たせしました! ひろしの昼メシの流儀をみて、一緒に明日のランチ何にするか考えましょうか」とコメント。

さらに、今回の発表にあわせてキービジュアルも公開。
スーツ姿でキメたひろしが、昼間の飲食店が立ち並ぶオフィス街を背にカッコよく佇んでいる。
普段あまり見ることのできない働く男・野原ひろしの昼ドキの顔! はたして、どんな「昼メシ」が登場するのか! そして、ひろしが大事にする「流儀」とは一体!?
誰もが知っている「とーちゃん」の、家族も知らない「昼メシ」を覗き見るTVアニメ『野原ひろし 昼メシの流儀』は2025年10月から毎週金曜よる11時より放送予定。

>>>TVアニメ『野原ひろし 昼メシの流儀』キービジュアルやロゴを見る(画像2点)

(C)臼井儀人・塚原洋一/「野原ひろし 昼メシの流儀」製作委員会
編集部おすすめ