高山みなみ＆山口勝平ら参加日俳連チャリティーイベント10月15日開催

6月5日（月）、芸能花伝舎にて『日本俳優連合 チャリティーイベント 東日本大震災・熊本地震 復興支援2017』のメディア向け試食会・イベント紹介を実施する『メディア感伝会』が開催された。当日はチャリティーイベント委員長団の高山みなみ・雨蘭咲木子・新田英人・日比愛子らを初め、大勢の声優・俳優が参加。物産や展示、イベントに対する想いを語ってくれた。今年で6回目を迎える『日本俳優連合 チャリティーイベント 東日本大震災・熊本地震 復興支援2017』。東日本大震災を風化させないため、そして昨年発生した熊本地震の復興のために開催されている。今年は復興の思いを“感じて”“伝える”という意味の「感伝しよう」がスローガンとして、10月15日（日）の開催だ。東日本大震災の復興はまだまだ道半ば。津波の被害にあった地域は見渡す限りの何もない状態が続いているという。実際に現地を赴いた日比愛子は「ポツンと家が建っているところがあって『家が建ち始めているんですね』と聞いたら違うと。あれは震災でたまたま残った家。近づいてみると戸も窓も全て壊れていました。復興はまだまだ進んでいない」と語った。所有者がわからない家は取り壊すこともできず、そのままになっているのだという。「東京オリンピックの建設ラッシュで、東北の復興に携わっていた建設会社が東京に出てしまっている」という声も。まだ震災は続いているという現状を「感伝」したいという思いが感じられた。今年のイベントは、物産展に力が入っているようだ。「焼きいわし」、「のしいか」といった三陸地方ならではの豊富な海産物に加え、「モアイ煎餅」といったクセになる銘菓まで様々。アンテナショップで購入できるものもあれば、直接現地に行かなければ買うことができない商品もあるそう。そして今年は、田中真弓や山口勝平、高山みなみなど声優が自ら考案したレシピを公開している。『うる星やつら』のラム役・平野文は「（諸星あたるを演じた）古川登志夫さんと作った、バニラアイスにモアイ煎餅と、はちみつをかけたレシピがおススメ。アイスは市販のどのアイスがいいか、研究もしました」と語ってくれた。「切干大根」や「ふのり」など普段使わない食材は持て余してしまうものだが、大好きな声優考案のレシピを試して調理してみるのは楽しそうだ。また、レシピ内のコメントには、声優が演じるキャラクターを匂わせるものもあり、見ているだけでも面白いだろう。『メディア感伝会』で最も目立っていた展示が「おのくん」という靴下で作られたぬいぐるみのオブジェ。このオブジェは今日のために高山みなみが作成したという。「おのくん」は宮城県東松山市小野駅前の仮設住宅で復興を願って作られたぬいぐるみ。全て手作りで大量生産できないため、一つ一つがこの世に一体しかない「おのくん」だ。このことから、購入できるのは小野駅前の仮設住宅か、各地イベント、そして今回のチャリティーイベントのみとなる。そして目玉企画の一つとして「サインハント」が開催される。昨年からスタートした本企画は、会場内のアーティストからサインがもらえるというもの。広報委員会委員長・新田英人は「昨年、販売したサインカードホルダー500部が開始20分で完売に。その後、増刷した300部もあっという間に売り切れました」と言うほど大盛況だったという。今年はクエストをクリアするとアーティストとチェキで撮影ができる特典や、公平に楽しんでもらうためのルールを作っているとのこと。新田は「自分たちは嫌々やっているのではなく、楽しんで準備をしている」と笑顔で語ってくれた。2時間ほどの『メディア感伝会』であったが、声優・俳優みんなが楽しそうに話をし、準備をしているのが印象的だった。『日本俳優連合 チャリティーイベント 東日本大震災・熊本地震 復興支援2017』日時：10月15日（日）10:00～会場：芸能花伝舎 東京都新宿区西新宿 6-12-30