まずはプリン役に決まったときの心境について「『ONE PIECE』は声の仕事をさせていただいているからには、一度は出演できたらいいなと思う国民的アニメひとつだったので、やっと参加させていただけるんだなという感じでした」とコメント。だが役柄はオーディションではなく指名で決まったため、悩んだ面もあったようだ。「プリンは見た目のイメージ通りの可愛らしさだけじゃない、いろんな顔を持っているキャラクターであるということだったので“本当に全部表現できるかな”という気持ちがあったので、最初は不安な要素の方が多かったですね」と率直な言葉を口にした。
また原作のホールケーキアイランド編も終わっていないため、沢城は「プリンは逆算して演じられるキャラクターではない」と話す。キャラクターのすべてを理解してから芝居をするのではなく、「今日の話数の今日のプリンの印象を素直に受け取って、それを全力でやるということを続けていけば、つぎはぎしていった先でプリンというキャラクターが完成されていくのではないかな」と思いながら役柄に挑んでいると明かした。
印象的なシーンについては、サンジがプロポーズする場面を挙げた。「平田(広明)さんが演じているから、かっこよく聞こえちゃうんですけど……。かっこいい声で言わないんですよね」と語り、キザな感じではなく優しい告白シーンが心に残ったようだ。「ただ“結婚しよう”というセリフが“こんなに気持ちがいいものなんだなぁ……”と家に帰って主人に話しました(笑)」と笑顔を見せた。
今後の見所は何と言っても結婚式のシーンだ。
(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション