2018年10月よりTVアニメ『CONCEPTION』が放送中だ。原作は、スパイク・チュンソフトから2012年に発売されたPSP用ソフト『CONCEPTION 俺の子供を産んでくれ!』。物語の舞台は“ケガレ”に侵された魔法世界「グランバニア」。ケガレを祓うために地球(ソラ)より召喚された弓削イツキは、“星の子”を誕生させるため、“12星座の巫女”たちと愛好の儀に挑む――。この度、アニメ!アニメ!では、メインキャスト陣へメールインタビューを実施。原作ゲームから続投となる弓削イツキ役・小野友樹さん、粉月マヒル役・加藤英美里さんへ、作品の魅力やアニメならではの注目ポイント、さらに作品の設定に絡めて“子ども”時代のエピソードをうかがった。第2弾となる今回は、加藤英美里さんへのインタビューを届ける。『CONCEPTION』■アニメのマヒルは毒を抜いて“より可愛く”演じた加藤英美里さん――本作は、2012年発売の『CONCEPTION 俺の子供を産んでくれ!』を原作としています。タイトルにも象徴されているよう設定的にかなりインパクトがある作品ですが、当時役が決まった際、作品の印象はいかがでしたか?加藤初めてタイトルを聞いたときは、インパクトの強さにびっくりしました(笑)。台本をいただくまでは、どんなストーリーで自分の役柄がどういう立場なのか……少しドキドキしていましたが、いざ台本を読み始めると意外と健全なストーリーで『子ども』というのも、そういうことなのかぁ! と、とても興味深かったです。――ご自身が演じる、粉月マヒルの印象はいかがでしたか?粉月マヒル加藤原作ゲームでのマヒルは、『ツンデレ』の「ツン」が結構強めな女の子でした。幼馴染のイツキに対しても、当たりが強めな、強気な女の子という感じです。アニメになって、マヒルの印象は少し柔らかくなりましたね。ケガレと戦うイツキを心配したり、他の巫女との関係を気にかけたり優しさが分かりやすく見えるようになりました。イツキの幼馴染という特権は、やはり憧れであり魅力の一つですよね!――今回、アニメ化が決まった際のご心境は?加藤お話をいただいたときは、びっくりしました!すごく嬉しいけど、なんでこのタイミングなんだろう!?と(笑)。それに当時のキャストのままでアニメ化、ということもとても有難く、収録が楽しみでした。――演じる上で意識していることは?加藤アニメのマヒルは「少し可愛らしいヒロインにしたい」というお話があったので、当時のマヒルから毒を抜くようにしています。マナに対してはツッコんだりするシーンもあるので、そういう場面では少しメリハリが出るといいなぁと考えています。――女性キャラが多いですが、お気に入りのキャラはいますか?加藤可愛い子が多いので悩みますね……。アリー、ルカ、レオーネ……選びきれないです(笑)。そんな中でも気になるのは、アーフィーですね。「育て屋」の彼女ですが、イツキを目の前にすると印象がガラっと変わるんです。本当の彼女の姿はどっちなんだろう……と気になっています。アーフィー――マヒルの幼馴染であり、主人公の弓削イツキはいかがでしょう? 加藤すごく優しいと思います!!色々気にかけてくれたり、カッコイイなと思いますが……、誰にでも優しいので、好きな相手としてはとてもモヤモヤする人だと思います(笑)。マレビトとして、色々な巫女とも仲良くしなきゃいけないとなると、私がマヒルの立場だったら嫉妬しちゃうと思います!弓削イツキ――アフレコ現場の様子はいかがですか?加藤アフレコ現場では、やはりマナが喋りだすと特にみんなの意識がゆりんさんに注目する雰囲気がありますね。第1話の収録から、アフレコ現場はマナが良い意味でかき乱して楽しい現場にしてくれています。マナのマシンガントークにみんなで「いやぁ~~すごいね!」と休憩に入るたびに話題に上がります。マナ――ほかの共演者のお芝居を観て「すごいな」と思ったところはありますか?加藤ゆりんさんのマナは、とても特徴的で楽しいです。マナはその時々のテンションで声色を変えてみたり、イツキをイジってみたり、語りの雰囲気をガラリと変えてみたり……とても忙しいキャラですが、その分自由に演じていらっしゃることもあって毎回収録が楽しみです。加藤さんはどんな子ども時代を過ごした?――作品タイトルにちなんで子ども時代の話をお聞きしたいです。どんな子どもでしたか?加藤ずーっと人見知りです!周りの子に比べると、結構静かな方だったと思います。内気とは少し違うのですが、恥ずかしがり屋でもあったり、ビデオカメラを親が回してくれるとどうしたらいいのか分からなくて、せっかくの動画なのに全然喋らない、という感じでした(笑)。――どんなふうに育てられましたか?加藤小さいころは外に遊びにも連れて行ってくれましたし、家ではゲームも触らせてくれたり、結構自由に育ててくれました。もちろんたくさん怒られもしましたが、進路のことなど人生の選択になるものは否定せず、応援してくれてとても感謝しています。子どもの頃はあまり実感することはなかったですが、今思えばたくさん愛情をもらえていたんだなと感じます。――顔や性格など親と似ていますか?加藤中学生の頃、小学生の頃の跳び箱を飛んでいる写真を見つけて「これいつのだっけ?」と母親に聞いたら、「これはママだよ!」と言われびっくり!母親の写真を、てっきり自分の写真だと思い込むくらいそっくりでした!性格は父親と母親両方持ち合わせているような気がします。――「母の頭の良さをを受け継ぎたかった」などほしかった親の才能、もしくは遺伝してよかった長所はありますか? 加藤絵を描くことが好き、というところは母親と同じでした。母親の文集に、すごく上手なサリーちゃんのイラストが落書きされているのを見せてもらったことがあります。私も絵を描くことが好きだったこともあって、高校はデザイン科に進んだのですが、そこでの出会いが今の仕事と出会うきっかけになったので、絵を描くことが好きでなければ違う高校に行って、また違う仕事をしていたかもしれません。――最後にこれから本作をご覧になる方に向けて、見どころをお願いいたします。加藤タイトルのインパクトが強いあのゲームがついにアニメ化ということで、当時のファンの方も楽しみにしてくださっていると思います。ゲームで出てきたシナリオもアニメで所々触れているので楽しみにしていただけたらと!そして、アニメでも「俺の子どもを産んでくれ!」など、名言が飛び出すのでアニメで初めて触れる新規の方でも楽しめます。どうぞよろしくお願いいたします! TVアニメ『CONCEPTION』作品概要【放送情報】サンテレビ 10/9(火)25:30~BS11 10/9(火)25:30~TOKYO MX 10/9(火)25:40~【STAFF】原作:スパイク・チュンソフト「CONCEPTION 俺の子供を産んでくれ!」キャラクター原案:大塚真一郎監督:元永慶太郎シリーズ構成:柿原優子 / キャラクターデザイン:奥田陽介 サブキャラクターデザイン:熊田明子 / プロップデザイン:岩畑剛一色彩設計:佐々木梓 / 美術設定:友野加世子 / 美術監督:峯田佳実編集:木村祥明 / 撮影監督:横山 翼 / 音響監督:えびなやすのり 音響効果:川田清貴 / 音楽:甲田雅人 / 音楽制作:創通音楽出版音楽制作協力:デザインウェーブ / アニメーション制作:GONZO製作:コンセプ製作委員会【CAST】弓削イツキ :小野友樹 / 粉月マヒル:加藤英美里アリー:遠藤 綾 / タルア:杉山里穂 / リリス&リリィ:阿澄佳奈ルカ:大本眞基子 / フェミルナ:藤田 咲 / ミレイ:小林沙苗レオーネ:山口由里子 / スゥ:喜多村英梨 / ファルン:荒浪和沙コレット:下田麻美 / ユズハ:藤井ゆきよマナ:ゆりん / アーフィー:加隈亜衣シャングリラ:松田健一郎 / ナルシステス:平川大輔【音楽】OPテーマ:ナノ「Star light, Star bright」EDテーマ:沼倉愛美「Desires」(C)Spike Chunsoft Co., Ltd./コンセプ製作委員会