「若おかみは小学生！」のスタッフ集結　原爆被爆者の手記をもとにした短編アニメ3作放送決定

劇場アニメ『若おかみは小学生！』の制作スタッフが再結集した10分アニメ『ヤマンへの手紙』が、2019年8月2日から放送決定。同作は、原爆被爆者からの2,200通の手記の内、選ばれた3通をアニメ化した『アニメ 大好きだったあなたへ ―ヒバクシャからの手紙―』の中の1つ。なお、ほか2作には新進気鋭の女性アニメ作家や、地元広島の大学生が参加している。『アニメ 大好きだったあなたへ ―ヒバクシャからの手紙―』では、NHK広島放送局が募った、原爆被爆者の体験手記「ヒバクシャからの手紙」2,200通の中から、選ばれた3通をアニメ化。いずれも、亡くなった親友や家族など、大好きだった人への思いをテーマに、悲惨な被爆体験だけでなく、その前後のエピソードが丁寧に描かれる。番組は、10分アニメ1本、5分アニメ2本と、20分超のドキュメンタリーパートで構成。目玉の10分アニメ『ヤマンへの手紙』のスタッフは、2018年に日本アカデミー賞・毎日映画コンクールなど数々の賞を受賞した話題作、劇場アニメ『若おかみは小学生！』から加藤道哉、高坂希太郎、渡邊洋一らが参加する。また、5分アニメ『あなたがいて、私がいて、』の監督は、新進気鋭の女性アニメ作家・小野ハナ、同じく5分アニメ『父とのわかれ』は、地元広島の広島市立大学の学生たちが務める。番組案内役および、『ヤマンへの手紙』の主人公の声優は、2018年の文化庁芸術祭大賞を受賞したドラマ『透明なゆりかご』で主演を務め、透明感あふれる演技が光る実力派女優・清原果耶。清原は「その時代を生きた人たちの苦労は計り知れないけれど、アニメにすることで、今の人たちに伝わることがあると思います」とコメントを寄せた。『アニメ 大好きだったあなたへ ―ヒバクシャからの手紙―』は、2019年8月2日から、総合テレビの中国ブロックにて先行放送。8月8日にはBS1にて、10日には総合テレビにて全国放送。＜以下、コメント全文掲載＞【清原果耶】戦時中ではあるけれど、私とかわらない年代の女の子が、青春を楽しみながら生きた姿を描いたアニメです。健康的で輝いている主人公達が印象的で、私自身が励まされました。その時代を生きた人たちの苦労は計り知れないけれど、アニメにすることで、今の人たちに伝わることがあると思いますし、「声」という形で参加できたことを誇りに思います。アニメ 大好きだったあなたへ ―ヒバクシャからの手紙―放送日時【中国ブロック先行放送】（※番組尺45分）8月2日（金） 午後 7：57～8：42（総合テレビ）【全国放送】（※番組尺49分）8月8日（木） 午後9：00～9：49 （BS1） ※「BS1スペシャル」として放送8月10日（土）午前2：00～2：49 （総合テレビ） ※金曜深夜出演清原果耶（番組ナビゲーター、アニメ「ヤマンへの手紙」主人公役）ほか番組は10分アニメ1本、5分アニメ2本、20分超のドキュメンタリーパートで構成★アニメ「ヤマンへの手紙」（10分）（スタッフ）監督：加藤道哉、キャラクターデザイン：高坂希太郎、美術監督：渡邊洋一、作画監督：後藤孝宏、音楽：羽深由理★アニメ「あなたがいて、私がいて、」（5分） 監督：小野ハナ★アニメ「父とのわかれ」（5分） 制作：広島市立大学