「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝」初日舞台挨拶　石川由依が想いを語る「優しい涙が溢れてくる」【レポート】

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 - 永遠と自動手記人形 -』の初日舞台挨拶が、2019年9月6日に東京・新宿ピカデリーにて実施。会場にはヴァイオレット・エヴァーガーデン役の石川由依、主題歌アーティストでありエリカ・ブラウン役の茅原実里、音楽プロデューサーを務めた斎藤滋が登壇し、上映を楽しみにしている観客の前で、制作中のエピソードや魅力、見どころについて語った。石川は本作を観た感想を聞かれ、「じわじわと心が温かくなって、優しい涙が溢れてくる作品です」とコメント。さらにヴァイオレットを演じる際に意識した点については「TVシリーズの後のお話なので、ヴァイオレットは月日を経て少しずつ成長しています。そんなヴァイオレットの成長やまた違った雰囲気なども感じていただけたら嬉しいです」と話す。茅原はTVシリーズに続いて本作の主題歌も担当したことに「外伝の主題歌を担当させていただくことになり、とても驚きました。良い歌詞がかけるかなとすごくプレッシャーを感じていました」との心境を吐露。楽曲については「一度書いた歌詞を藤田監督に読んでいただいたんですが、藤田監督からのリテイクがカラフルな手書きのお手紙だったんです。藤田監督が歌詞を細かく読んでくださって、色々な提案をしてくださいました。そのお手紙を読んで感動して、とにかく藤田監督の想いに応えたい、本作のためだけの曲にしたいという気持ちで歌詞を書き上げました」との想いを語る。また斎藤も楽曲について「この物語に沿った主題歌になっているので、本作を観終わった後に歌詞を振り返ると、本作の全てがわかるような理想的な歌詞だと思います」と述べた。さらに斎藤は本作で登場するイザベラとテイラーについて聞かれると、ネタバレにならないよう配慮しつつ「イザベラとテイラーの姉妹と、ヴァイオレットの3人、というところに注目して観てみてください」とコメント。石川からは、「アフレコの際に、藤田監督が私たちにお話してくださったんですが、言いたいことを紙に書いてそれを読んでいるのが手紙のように思えて。すごく『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』らしいなと思いました」というアフレコ現場でのエピソードも披露される。このほか、本作のおすすめポイントについては、斎藤が「今回、ヴァイオレットが前に出るというよりも、彼女が関わることで周りの人たちが素敵になっていくところがポイント」とトーク。石川はこの日身につけていた花を見せながら「劇中でこの花が出るので注目してください」とコメントし、茅原は「テイラーが初めてヴァイオレットと出会う時のセリフがとにかく可愛いので、聴き漏らさないようにしてください」と話した。イベントの最後に、石川は「初日からこんなにもたくさんの方たちに観ていただけてとても感謝しています。『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、本当にたくさんのスタッフさんの力で作られ、私たちキャストも精一杯心を込めて演じています。エンドロールにはたくさんの名前があると思います。ぜひ最後まで観ていただいて、これだけたくさんの人の想いが詰まっている作品なんだというのを心に刻んで帰っていただけたら嬉しいです。皆さんにとって大切な作品として心に残り続ければ、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』に関わったみんなの想いも生き続けていくと思います。『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の輪がもっと広がっていくことを願っています。これからもよろしくお願いします！」とメッセージ。これで初日舞台挨拶が締めくくられた。『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 - 永遠と自動手記人形 -』2019年9月6日～9月26日まで3週間限定上映（C）暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会