『エヴァンゲリオン』シリーズの初出は、1995年に放送されたTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』。以降25年、同作はコミックや映画など多くのメディアで展開し、アーティストや学者まで巻き込んでさまざまな社会現象を起こしてきた。
エヴァンゲリオンは主人公であるシンジ、レイ、アスカ、マリ、その他にも個性にあふれたキャラクターたちが人造人間エヴァンゲリオンに搭乗し、それぞれの生き方を模索する物語。そのテーマは、人の本質とは何か?人は何のために生きるのか?といういつの時代にも通じる普遍的な核を持ち、多くの人を引きつけてきた。
シリーズとして再起動し、2007年からスタートした『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』はこれまで『:序』『:破』『:Q』の3作が上映されてきた。スピーディーで濃密、一度観たら病みつきになるその語り口は、興行収入80億円超えの『シン・ゴジラ』も記憶に新しい庵野秀明総監督の手によるもの。
完結編ではその庵野総監督がアニメーションのフィールドで創作の原点に立ち返り、新たな構想と心境によって2012年の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』以後、封印されてきた物語の続きを語る。
なお現在新劇場版公開に向け、愛知県のささしまライブや中部国際空港セントレアにエヴァンゲリオン初号機巨大立像を設置する「エヴァンゲリオン中京圏プロジェクト~名古屋・ささしまライブから世界へ発信~」や、学生限定で『:序』『:破』を無料上映する“『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序、:破』日本全国過去作キャラバン上映~EVAが街にやってきた!夏休みワクワク上映会~”などさまざまな企画が行われている。
今後も『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』完結編に向けて、さまざまなイベントや発表が行われることが予測される。今後の動きや情報の発表が待ち遠しいが、まずは公開された動画を見てこれまでの3作をしっかりと復習しておきたい。