芹澤優、自身初のソロライブツアーを完走最新シングルも初披露したファイナル公演レポート

声優とアイドルのハイブリットユニット「i☆Ris」のメンバーである芹澤優が、自身初となる1stソロツアー「Yu Serizawa 1st Live Tour 2019 ～ViVid（アイ）コンタクト！～」の千秋楽を東京・Zepp Divercity Tokyoにて開催した。会場では自身の楽曲はもちろん、声優を担当するアニメのキャラクターソングも歌唱したほか、アニメ『魔入りました！入間くん』のEDテーマに起用された最新シングル「デビきゅー」も初披露。アンコールでは本公演の映像化が発表され、会場が歓喜の声に包まれた。「Yu Serizawa 1st Live Tour 2019 ～ViVid（アイ）コンタクト！～」は芹澤の1stツアーとして宮城・千葉・神奈川・愛知・北海道・福岡・大阪・東京の全国8か所で16公演にわたり開催され、当日は9月から駆け抜けた3か月間のファイナル公演にあたる。芹澤は毎年12月にバースデーライブを開催しており、今回の公演はソロツアーの千秋楽とバースデーライブというふたつの要素が盛り込まれたスペシャルなライブということで、開演前から場内のボルテージが高まっていく。夜公演はバンドメンバーが入場し歓声があがると、間髪入れずに芹澤も登場。TVアニメ『プリパラ』の人気曲「ぷりっとぱ～ふぇくと」から幕が上がった。「ファイナルだぞ！声だしてけよー!!」と叫ぶと、「神×太陽×サマーパーティ」「ハウ？トゥ！パーティー☆」を続けて披露。ツアータイトルの通りひとりひとりと“アイコンタクト”をとりながら、前半3曲を一気に走り抜ける。続いての曲は、先月発売したばかりの最新シングル「デビきゅー」収録曲より「ハイハイハイハハイテンション」だ。マイク1本で歌う姿から一変し、水色のワンピースにリボンをあしらった可愛らしい姿でエレキギターをキュートにかきならすと、会場もさらにハイテンションに高まっていく。その勢いのままに、TVアニメ『犬とハサミは使いよう』から秋月マキシのキャラクターソング「マジカル☆ラブ」、i☆Risの8thシングル「Realize!」収録曲の「わくドキしたいっ! 」を立て続けにパフォーマンス。声優として歌うキャラクターソングとi☆Risとして歌う楽曲、そしてソロ曲と、芹澤のあらゆる魅力が一気に放出された。ステージが暗転しバンド演奏がはじまると、芹澤は黒のレーススカートにピンクのライダースジャケットを羽織り、衣装チェンジして再登場。「まだまだセリコが足りてないんじゃないんのー??」と煽ると、ゲーム『乖離性ミリオンアーサー』からベイリンのキャラクターソング「Out Of Control!」、TVアニメ『魔法少女サイト』から穴沢虹海のキャラクターソング「…私だけ見てて」、そして「PRINCESS POLICY」と、前半から一新して強くカッコいい曲で繋ぐ。前半戦を駆け抜けるように終えたところで、MCコーナーに突入。数々のアイドルの衣装を担当する、オサレカンパニーが手掛けた衣装について、芹澤は「1着目は“ポップでかわいいゆうちゃん”2着目は“ロックでセクシーなゆうちゃん”をイメージして作りました」と嬉しそうに語る。一瞬の静寂の後に、照明がふと落ちると、バックには星のようなキラキラした光が照らし出される。夜空を背景に「今夜も月がきれい」が歌われ気持ちの良い余韻が残る中で、青いライトに包まれたステージで「Imaginary」も披露。幻想的なムードの中でバラードパートが終了した。続いての楽曲は、現在放送中のアニメ『魔入りました！入間くん』からEDテーマの「デビきゅー」だ。ライブ前日にYouTubeで公開になったばかりの振付動画にも触れながら、「今からセリコお姉さんがダンスをレクチャーします！」と、歌のお姉さんさながらに振付講座がはじまる。「コツは“デビきゅーハンドをブルブルふること”」ということで、「セリコお姉さんと一緒におどってみましょう！」の掛け声とともに、ライブでは初披露となる「デビきゅー」が元気よくスタート。多くのファンが“デビきゅーハンド”で一緒にダンスを楽しむ姿が見られた。間髪入れずに披露された「No Regulation」でジャケットを脱ぎ捨てると、あっという間にラストスパートに突入。「セリコのこともっとちゃんと見て!!絶対に後悔させない!!」と強いメッセージを放ち、「COMETIC SILHOUETTE」「TRIal HEART ～恋の違反チケット～」、「Play Sound☆」と、TVアニメ『プリパラ』シリーズの楽曲を怒涛の勢いで披露する。熱いステージにはちきれんばかりの歓声に包まれながら、改めてファンに「ファンがいて、友達がいて、バンドメンバーがいて、スタッフさんがいて…みんながいるからできた曲、みんなへの思いを綴りました」とメッセージ。最後は自身が作詞を担当し、悩みや葛藤など等身大の姿を詰め込んだ「Revelation」を全力投球で想いを歌い上げ、本編の幕を閉じた。あふれんばかりのコールに応えて再び登場したアンコールでは、間髪入れずにTVアニメ『犬とハサミは使いよう』から秋月マキシのキャラクターソング「outshine」を披露。アンコールのお礼を伝えたところでサプライズとして、ファンからの「HAPPY BIRTHDAY TO YOU」の合唱とともにバースデーケーキが運び込まれる。芹澤もファンも笑顔で包まれたところで、さらに嬉しいお知らせとして本公演の映像商品化も発表に。お祝いムードそのままに、ライブでは定番となったオリジナル曲「Merry Birthday!」をファンとともに合唱した。芹澤は「みんなの明るい明日につながりますように。最高に幸せだよー！」と涙ながらに叫び、「最悪な日でもあなたが好き。」でアンコールのラストを締める。ここで終演と思いきや、会場の熱は冷めやらずにダブルアンコールに突入。「パラレルスターズ」を披露すると、最後に「みんな大好き－!!こんなに楽しい今日があるから、みんなと一緒なら最高の毎日が過ごせると思います」「みんなのパワー、ありがとうございました！セリコがみんなのパワーになれますように」とファンへの感謝を改めて伝える。最後はおなじみの「いつでも、みんなも、“あいらぶゆーちゃん”」を会場のみんなでコールし、笑顔いっぱいで公演を終えた。「Yu Serizawa 1st Live Tour 2019 ～ViVidコンタクト！～」■日時：2019年12月22日（日)夜公演【開場】17:15【開演】18:00■会場：Zepp Divercity Tokyo